開幕から苦しむ阪神。4月14日(15試合消化)時点では6勝8敗1分でセ・リーグ4位とBクラスに沈んでいます。近年春先は調子が上がらない阪神ですが、ここからの巻き返しには若手選手を含めた選手たちの活躍が必須となってきます。
阪神において注目の若手選手といえば春季キャンプで一軍に抜擢された門別啓人投手です。現在は二軍で力を蓄え、近いうちに一軍でチームを救う投球が期待されています。
今回はそんな門別投手についてプロフィールや経歴,成績をまとめていきます。
門別啓人 プロフィールまとめ
基本情報
出身地:北海道沙流郡門別町(現:日高町)
生年月日:2004年7月10日
身長/体重:182 cm/82 kg
選手情報
ポジション:投手
投打:左投左打
出身校:東海大札幌高校
ドラフト:2022年ドラフト2位
小学1年生で野球をはじめ、小学6年時に日本ハムJr.でプレーしていました。中学では軟式野球部のエースを務め、高校は東海大札幌高校に進学。2年夏に軸足である左足首の怪我により、体の使い方を見直し、秋にはストレートの最速が149キロにアップしました。甲子園出場こそないものの、最速150キロのストレートなどが評価され、2022年ドラフト2位で阪神に入団しました。
プロ入り後の活躍まとめ
プロ1年目は二軍で研鑽を積む
プロ1年目の2023年は高卒ルーキーながら2試合に先発。初先発となった2023年9月30日の広島東洋カープ戦では5回無失点と好投しました。ただ2試合とも勝ち星なしでした。
プロ2年目は春季キャンプで一軍に抜擢、開幕一軍を掴む
2023年の秋季キャンプで岡田監督から“史上最高MVP”を与えられた門別啓人投手。メディアの前で選手を絶賛することの少ない岡田監督が「すごい」を連発。秋にこれほどの衝撃を受けた選手はいないと興奮するほどでした。
春季キャンプでも紅白戦で好投をするなどしっかりと成長のあとを示し、開幕一軍を掴み取りました。
中継ぎで力量を示し、先発として再調整するため登録抹消
プロ2年目で初の開幕一軍をつかみ、中継ぎとして6試合ベンチ入り。2試合で3回無失点と力量を示しました。
その後再度先発投手として調整するため4月5日に出場選手登録を外れ、二軍で登板をしています。
岡田監督も大いに期待を寄せる
シーズン開幕直後の2024年4月4日にリリースされた『Number』のインタビューで今季の阪神投手陣の伸び代について
“先発で門別(啓人)やな。”と真っ先に名前を挙げるほど、期待している様子が窺えます。
阪神といえば、昨年若手選手が多いながらも日本一に輝き、そのメンバーのほとんどが残っています。ローテーションは去年の6人が残っていますが、“6人で1シーズンは無理やから”と語る様に、バックアップメンバーが必須です。その筆頭が門別啓人投手というところでしょう。
岡田監督が見る門別啓人の強み
名将、岡田監督が語る門別啓人投手の強みはストレートのキレとコントロールです。
“まだ高卒2年目やけど、四球で崩れたりとか、そういうのがない。だから、ゲームを作れるよな。絶対に一軍で通用すると思うよ。”
と語っており、すでに信頼をしているような発言もしています。
一軍への昇格の準備は万端
2024年4月14日に行われたソフトバンクとの二軍戦で7回5安打無失点と好投を見せ、一軍昇格の準備が万全であることをアピールしました。
最後に
今回は阪神タイガースのニューヒーロー候補の門別啓人投手について紹介してきました。
阪神としては井川慶投手以来の左の大エースとして活躍が期待されていますし、今季もどの様な投球を見せるのか、楽しみですね!