リーグ優勝の立役者は「恐怖の8番」!?キーマン木浪聖也の活躍まとめ!

圧倒的な強さで2023年のセ・リーグを制覇した阪神タイガース。「恐怖の8番」、木浪聖也選手の活躍も光りました。

今回は木浪聖也選手の今年の活躍について紹介します。

木浪聖也とは?

木浪聖也選手は2018年のドラフト会議で阪神タイガースから3位指名を受け、入団した内野手です。1994年生まれで、現在29歳。青森山田高等学校、亜細亜大学、Hondaを経てプロ入りを果たしたオールドルーキーだったのですね。即戦力として期待され、ルーキーイヤーから113試合に出場、打率.262という成績を残した木浪聖也選手ですが、以降3年間は一軍の戦力ではあったもののルーキーイヤーの出場試合数を越えられず、今一つ伸び悩んでいました。

2023年の木浪聖也

プロ入り後、内野のすべてのポジションを一軍の試合で守った木浪聖也選手。ですが今年はショートのポジションにがっしりはまり、一年間を戦い抜きましたよ。

春先に大活躍!

開幕一軍を掴み取った木浪聖也選手は、4月初旬から8番ショートに定着、4月に20試合の出場で打率.316という成績を残すと、5月14日の規定到達時点でリーグ3位となる.356というハイアベレージを残していました。5月の月間成績も24試合で打率.300と好成績でしたが、6月には少し落ち着き7月は月間打率1割台と苦しむことに。夏場に疲れが出たかのようにも思えましたが……

勝負の8月に躍動!

チームが首位争いの最中にあった8月、木浪聖也選手は一気に盛り返します!23試合で打率.333、打点はひと月で14点上げ、これは今年の木浪聖也選手の月間成績の中では断トツトップの数字。出塁率も.382と高く、塁に出る方向でもランナーを返す方向でも活躍しました。ちなみに、今年のタイガースは5月に19勝5敗、8月に18勝7敗と大きく勝ち越しており、木浪聖也選手の活躍がそのままチームの調子に直結したと言えるかもしれません。

初の規定到達!

最終的に、127試合に出場した木浪聖也選手は470打席に立ち打率.267、出塁率.320という数字に。これらはいずれもキャリアハイであり、規定打席に到達したのも今年が自身初のことでしたよ。守備面では、出場試合数が多かったこともあり失策10個はショートでリーグ最多となっていますが、併殺完成にかかわった数87個もリーグ最多。守備率.982は5年間で最もいい数字となっています。

クライマックスシリーズではMVPに!

シーズン最終盤に再び調子を落とした木浪聖也選手ですが、シーズン終了から少し間が開いたクライマックスシリーズでは、3試合共8番ショートで出場し10打数5安打、打率5割の大活躍。特に2試合目には同点の9回裏2アウト満塁という場面で打席が回り、1ボール2ストライクとなってから2球ファールで粘った末にライトへタイムリーヒット。広島カープの守護神、栗林良吏選手からさよならタイムリーを放ちました。チームの三連勝でのCS突破に大いに貢献した木浪聖也選手は、クライマックスシリーズMVPに選ばれていますよ。

恐怖の8番がバファローズ相手にも躍動する

今年の木浪聖也選手はリーグトップの12敬遠という数字が残っています。後ろが投手となる8番に通年座っていたことから勝負も避けられがちだったのですが、その中でしっかりと数字を残しているあたりが「恐怖の8番」たる所以です。決して今年の木浪聖也選手より優れた打者が7人もいたという訳ではないでしょうが、木浪聖也選手クラスの成績を残せる選手を8番に置けるというのも今年のタイガースの強さを証明していますよね。10月28日に始まった日本シリーズの第一戦でも、木浪聖也選手は8番ショートで起用されています。バファローズ投手陣に恐怖の8番が食ってかかりますよ!

木浪聖也の「負けん気」を育てた同級生・京田陽太の存在 恩師が明かすムキ出しのライバル心【岡田阪神のキーマン】(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース

最後に

今回は木浪聖也選手の今年の活躍について紹介しました。

遂に実現した阪神タイガースとオリックスバファローズとしての関西ダービー。どのような戦いが繰り広げられるのか、好勝負に期待したいですね!