ついに運命のリストがオリックスに提出された。
阪神タイガースがFAで獲得した糸井嘉男に対する人的補償の選手リスト、いわゆるプロテクト選手リストを提出した。
オリックスの長村裕之球団本部長が12月6日、国内フリーエージェント権を行使して阪神タイガースへ移籍した糸井嘉男外野手の人的補償に対して、プロテクトする28人のリストが届いたことを明らかにした。
糸井流出の見返りとしてオリックスは、金銭の要求か、もしくは名簿を外れた選手の移籍を求めることができる。
オリックスの福良監督は現在、台湾でウインターリーグを視察中とのことで、同本部長は次のようにコメントした。
「今後、監督が帰国してから人的補償にするのか金銭補償かも含めてしっかりと検討する。人をしっかり見て決めたい。投手か野手か分からないが、戦力になってもらえる選手。基本的には(金銭より)人的補償と考えている」
オリックスは年内には結論を出したいという意向のようだ。
プロテクト外の選手流出が濃厚
オリックス球団本部長のコメントにもあるように人的補償となることは、まず間違いなさそうだ。
今年のタイガースは多くの若き才能が一軍デビューを果たした年だっただけに、監督、コーチ、球団関係者、そしてファンもこの問題には頭を悩まされる。
すでに沢山のプロテクト選手予想がされているが、オリックスに提出された選手リストが外部に漏れることはない。
移籍選手の発表をもって、「あぁ、なんてことだ」と落胆するしかないのだ。
そう、誰が流出しても落胆してしまう。
そんな選手達ばかりだ。
ちなみに現在の阪神タイガース所属の選手名簿55人が以下になる。
【投手=27人】
榎田大樹
能見篤史
横山雄哉
安藤優也
岩貞祐太
藤川球児
藤浪晋太郎
岩田稔
歳内宏明
秋山拓巳
石崎剛
高宮和也
マテオ
高橋聡文
竹安大知
守屋功輝
山本翔也
金田和之
青柳晃洋
メッセンジャー
松田遼馬
望月惇志
桑原謙太朗
岩崎優
島本浩也
伊藤和雄
田面巧二郎
【捕手=6人】
坂本誠志郎
小宮山慎二
梅野隆太郎
小豆畑真也
岡崎太一
原口文仁
【内野手=10人】
鳥谷敬
北條史也
上本博紀
西岡剛
新井良太
森越祐人
今成亮太
陽川尚将
荒木郁也
植田海
【外野手=12人】
大和
福留孝介
高山俊
横田慎太郎
江越大賀
伊藤隼太
中谷将大
板山祐太郎
緒方凌介
俊介
狩野恵輔
糸井嘉男
上記の中から1人、タイガースからオリックスに移籍する。
オリックスがどういう決断をするのか。
こちらサイドは黙ってその時を待つしかない。
悲しい一年の終わりにならないように。
ただ、そればかりを思う。