2016年11月21日
今年のFA市場の目玉であるオリックスの糸井が阪神入団を決断した。
すでにネットニュースでは糸井本人によるコメントも掲載されている。
このページでも、最後に糸井選手が発表したコメントを全文掲載させていただこうと思う。
阪神タイガースに糸井が入団した。
この事実を受けて、次に阪神ファンが心配なのは、人的補償による若手選手の流出である。
そして、そんなファンの一部で、これまた盛り上がっているのは、プロテクト選手の予想と、人的補償で流出する選手の予想だ。
ご多分に漏れず、阪神タイガースねっとでも予想をしてみようと思う。
仮説を立てプロテクト選手を予想
予想するに当たって、仮説を立てたいと思う。
糸井のFA公示が開始したのが、11月の10日で、阪神タイガースは公示開始1分で糸井に電話を入れている。
そして、翌11日には交渉の席を設けた。
そして、熟考した糸井が答えを出したのが、21日。
この10日間で阪神タイガースは、プロテクト選手28名の選出をしていると予想するのが普通だろう。
新聞各紙がこぞって「阪神有利」の報道を続けたのには、よほど糸井が阪神に入団することが確定的な根拠があったからだ。
そして、それを感じないほど球団が鈍感とも思えない。
そこでこの10日間に阪神タイガースでは、何がおこなわれていたかと言うと、チームは秋季キャンプをおこなっていた。
そして、その最中におこなわれたのが、
2017年度の契約更改だ。
17日に9名の選手が、さらに18日にも9名の選手が、合計で18人が契約を更改した。
この18名すべてがプロテクトされるのかというと、そうではない。
では、逆にこの18名すべてがプロテクトから外れるのかというと、そうでもない。
これは対外的に向けたただのポーズであって、球団の真意は「この中の半数がプロテクト選手だ」と暗に示したいのだと思うのだ。
ひとつ付け加えておくと、これはあくまでも僕の勝手な仮説であるということ。
そこだけはご理解いただきたい。
では、仮説を続ける。
18名の中の半数がプロテクト選手で、半数がプロテクト外選手となる仮定した場合に、はっきりと球団が流出させたくない選手と、流出も致し方なしという選手が、くっきりと見てとれる。
プロテクトしたい選手は、以下の9名と言っていい。
歳内、松田、青柳、坂本、陽川、植田、江越、横田、中谷。
逆にプロテクト除外選手は以下の9名だろう。
金田、秋山、島本、小宮山、岡崎、荒木、伊藤隼、緒方、板山。
だんだん予想していて、胸くそが悪くなってきた。
どの選手も流出してほしくない。
それが僕の気持ちだ。
だが、予想を続ける。
バカバカしいが続ける。
次に中堅、ベテラン勢を上の9名にプラスしなければならない。
プロテクト選手は合計で28名なので、あと19人を追加する。
これは明らかに流出させたくない選手から順に選考していくしかないだろう。
ポジション別に選出した選手が以下の19人だ。
藤浪、岩貞、能見、安藤、藤川、高橋、岩田、岩崎、横山、原口、梅野、鳥谷、西岡、上本、北條、福留、大和、高山、狩野。
これで、プロテクト選手が出揃った。
と、ここまで勝手に色々言ってきたが、 最後に言いたい。
こんなことして、何が楽しいの?
プロテクト選手28名の予想
■投手 (12名)
藤浪 晋太郎
岩貞 祐太
能見 篤史
安藤 優也
藤川 球児
髙橋 聡文
岩田 稔
岩崎 優
横山 雄哉
歳内 宏明
松田 遼馬
青柳 晃洋
■捕手 (3名)
原口 文仁
梅野 隆太郎
坂本 誠志郎
■内野手 (6名)
鳥谷 敬
西岡 剛
北條 史也
上本 博紀
陽川 尚将
植田 海
■外野手 (7名)
福留 孝介
大和
髙山 俊
狩野 恵輔
横田 慎太郎
江越 大賀
中谷 将大
プロテクト除外選手の予想
■投手
金田 和之
榎田 大樹
高宮 和也
望月 惇志
島本 浩也
石崎 剛
秋山 拓巳
桑原 謙太朗
守屋 功輝
伊藤 和雄
山本 翔也
竹安 大知
田面 巧二郎
■捕手
小宮山 慎二
小豆畑 眞也
岡崎 太一
■内野手
新井 良太
今成 亮太
荒木 郁也
森越 祐人
西田 直斗
■外野手
俊介
緒方 凌介
伊藤 隼太
板山 祐太郎
糸井嘉男のコメント全文
「この度、色々悩んだ結果、新天地阪神タイガースに入団する事を決意いたしました。今日を迎えるにあたり、毎日悩みに悩んできました。オリックスに移籍して4年間、ほんとに成長させていただきました。プレーに集中できるよう、やりやすい環境を作ってくださった球団、今まで一緒に戦ってきたチームメートの事を考えると胸が熱くなります。中でも、今までどんな時も温かく声援くださったオリックスファンの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。その想いも踏まえて、やはり、今回の決断に至った中には、野球人として成長する為に自分の中で変化というものが必要ではないかと考え、自分を奮いたたせ新しい環境でチャレンジする事により、更に成長できるのではないかという強い思いと、そして、何より大きかったのは金本監督の熱意に心をうたれたことで、今回、阪神タイガースさんに入団させていただく決断をしました。タイガースファンの方々には早くチームの一員として、応援してもらえるよう、また一緒に金本監督を男にできるよう、全力プレーでトップを目指していきますので宜しくお願い致します」
鳥谷敬のプロテクトについて
11月27日、サンケイスポーツの取材で鳥谷をプロテクトから外さないという球団の意向が発表された。
オリックス側が保護リストから漏れた大物獲りを検討する中で、阪神タイガースは野手キャプテンの流出阻止を決断したとのこと。
これまでの実績や、チームへの貢献度を考えての決断となった。
練習熱心で若手の見本になる存在であり、阪神タイガースの象徴ともいうべき選手である。
また、残り128本で2000安打を達成することから、流出だけは阻止したいという考えだ。