今年、長年の現役生活にピリオドを打った福原忍が、早くも来季からまたタテジマのユニフォームに袖を通すことが決まった。
現役引退の話し合いの際に球団から打診されていたコーチ要請に応じることが10月23日に明らかになり、24日に球団事務所にて会見がおこなわれた。
就任ポストは2軍育成コーチで、背番号は「85」に決まった。
29日から高知県安芸市でおこなわれる秋季キャンプから指導を行う予定だ。
コーチ就任への熱い思い
現役時代から後輩に対する面倒見もよく、慕われていた福原だけに就任となればこんなに適した人材はいないだろう。
また同じポストには既に藤井彰人氏が就任している。
育成を強化するという球団の意志を強く感じることができる人事だけに、期待は大きく膨らむばかりだ。
今年はドラフトでも8人もの新人を指名した。
今のところ入団を拒否するという声は聞こえていない。
今年大きく育ちつつある選手と、まだ殻を破れないでいる選手たちをビシビシ鍛え上げて、黄金時代を到来させてくれるように手腕を見せてほしい。
その力が、福原忍という男にはきっとある。
以下は会見での福原コーチのコメントだ。
「まだ、殻を破り切れていない子が多い。そういった子にしっかりアドバイスできれば。困った時に自信を持って投げられる球、そういう投手を育てたいなと思います。ひとりでも多く1軍、甲子園のマウンドに投げられる投手が出てきたらいいかなと思います」
1人でも多く、優秀な投手を育てて甲子園のマウンドに福原忍のような打者に向かっていく投手が現れることを願っている。