2016年のドラフト会議が迫るなか、阪神タイガースはドラフト1位候補を1人に絞った。
創価大学の田中正義か、桜美林大学佐々木千隼のどちらかを指名する方向性だったが、ついに指名を一本化した。
佐々木千隼を1位指名することで間違いないようだ。
田中は12球団どこでもオッケーという意思表示をしたが、最後までメジャーへ行くかどうか悩んだ末での日本球界の選択だった。
将来的な面で、田中を候補から外したのかどうかは定かではないが、とにかく佐々木で行くことになった。
ただ、金本監督のことだ、去年のようにサプライズで1位指名を変更することも予想される。
去年は前年度チャンピオンのヤクルトに牙を向ける形で指名した高山を見事に引き当て、今年は新人王間違いなしの活躍を見せてくれた。
阪神が高山を指名していなければ、ヤクルトの単独指名となるところだった。
あんな素晴らしい選手を、だ。
今年も様々なドラマが生まれることになるドラフト会議。
まずは報道されている佐々木千隼とはどんな選手なのか詳しく見ていこう。
ドラフト1位候補の佐々木千隼
名前:佐々木千隼(ささき・ちはや)
生年月日:1994年6月8日
身長:181cm
体重:83kg
ポジション:投手
投打:右投右打
横手に近いスリークオーターという独特のフォームから、自己最速を153キロのストレートを投じる。
速球を軸にシンカー、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークなどを巧みに投げ分けて三振を奪えるピッチャーだ。
日野高校では1年夏からベンチ入りし、3年夏は西東京大会8強。
首都大学リーグの桜美林大学では1年生から登板する機会を与えられた。
日米大学野球では侍ジャパン大学日本代表に選ばれ、開幕投手を務めて7回1失点12奪三振の快投を披露した。
2016年9月25日の首都大学リーグ・日体大戦で今春からの連続無失点を53イニングまで伸ばした。
現巨人の菅野が東海大時代にマークしたリーグ記録に肩を並べたことになる。
大きな故障歴が無いという体の強さも魅力のひとつで、1年目から先発ローテーション入りが狙える即戦力右腕だ。
現時点でも3~4球団の競合が予想される。
今年も競合は覚悟の上で、金本監督の引きの強さを期待したい。
最後に2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
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