日本ハムファイターズが激戦のパ・リーグを制覇した9月28日、陽岱鋼が国内FA権を行使するのではというニュースが報道された。
高校生の時に野球留学のために福岡第一高校へ入学し、2005年に高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団した。
12~14年にゴールデングラブ賞を3度受賞、また13年には盗塁王も獲得している。
プロ11年目となる今季は打率・292、14本塁打、61打点、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
プロ入り前は、福岡ソフトバンクホークスへの入団を熱望していた。
陽は育ててくれた日本ハムには愛着と感謝の気持ちを持っている一方で、1人のプロ野球選手としての評価を他球団にも聞いてみたいという思いもあるようだ。
近い関係者には「本当に自分を必要としてくれるチームでやりたい」と漏らしていて、FA宣言は確定的と言っていい。
阪神タイガースに陽岱鋼は必要か?
獲得に向けて動くかもしれない球団の中に阪神タイガースも手を挙げるのではと報道された。
ストレートに僕の気持ちを書く。
陽岱鋼は阪神タイガースに必要か、不要か。
これは僕の完全なる個人的な意見だ。
間違いなく陽岱鋼は阪神に必要だ。
ソフトバンクとの天王山で見せたあの守備。
あれだけでも獲得するだけの価値がある。
広い甲子園の外野に適任の選手だ。
その守備に加えて足もあるし、打撃も良い。
獲得できるなら、本気でアプローチしてもらいたい。
中谷、江越などの若手の育成が止まるかもしれないから獲得しないほうが良い!なんて甘い考えだと思う。
これはプロの世界の話だ。
答えはいたってシンプルで、いつだって厳しい。
中谷、江越が陽岱鋼を越えればいい。
それだけの話だ。
陽岱鋼よりも素晴らしいプレーを出来るようになれば良い。
それが出来ないなら、陽岱鋼を獲得しなくても、中谷や江越のレベルは「そこまでの選手だった」ということになる。
中谷と江越の名前を引き合いに出したが、高山だって、実績のある福留だって、来年のポジションが確約された訳ではない。
勝ち取らないといけないのだ。
仮に糸井や陽岱鋼、助っ人外国人を獲得したと仮定しても、レギュラーは勝ち取ってナンボだ。
だからこそ、育成が止まるからという理由で陽岱鋼に中途半端なアプローチだけはして欲しくない。
獲得するなら全力で口説いて欲しい。
それだけの価値が陽岱鋼にはあると思う。
最後に2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
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