ラファエル・ドリス投手が右肘の診察と治療のためにすでに帰国しており、このままタイガースを退団することになった。
今年だけの助っ人選手となり、ヘイグに続いてこれで2人目の退団外国人となった。
ドリスは開幕してすぐは、外国人枠の兼ね合いから二軍での調整が続いていた。
だが、序盤でヘイグが不振により二軍降格での調整を余儀なくされた際、外国人枠の空きを利用して、中継ぎ陣のテコ入れとして一軍へ昇格した。
昇格した4月19日のヤクルト戦で初登板を果たした。
その後は不調だったマテオに代わって抑えも任され、6月11日の日本ハム戦で来日初セーブもマークしている。
6月から7月にかけて15試合連続無失点も記録した時期もあった。
すごく好調だったが、暗雲が陰ったのが、7月31日。
右肘の炎症によるケガで登録を抹消されると、そこからは2軍でのリハビリが続いた。
ウエスタン最終戦を待たずに、帰国となり、事実上の退団が決まった。
ドリスに続きゴメスとマテオも危うい?
ドリスの退団報道を受けて、残りの外国人助っ人の今後の去就についても注目が集まりそうだ。
メッセンジャーは間違いなく球団側から残留の要請があると予想される。
残すはゴメス、マテオ、ペレスの3人だ。
ペレスもこのままでは退団が濃厚となりそうだが、残る2人は当落線上にいる。
3年目のゴメスも、本人は残留を希望しているが、1年目の成績を上回れていない現状、確実に来季もタテジマのユニフォームに袖を通しているという保証はない。
マテオもしかりだ。
絶対的な守護神としての地位を確立できてはおらず、オフの補強プラン次第では急遽解雇となる可能性もある。
風雲急を告げる助っ人問題、今後の動向から目が離せない。