2016年7月9日 甲子園
阪神1-7広島
またしても最下位らしい不甲斐ない
試合展開を披露してしまいました。
広島に4年ぶりとなる6連敗。
これで借金は今シーズン最多の11に。
首位広島とのゲーム差は14・5に。
もう優勝を目指すのではなく、
なんとかクライマックスシリーズ圏内の
3位に入ることだけを目指して欲しい。
首位の広島以外の5チームは
団子状態で差はあまりありません。
2位の巨人までは4・5ゲーム差です。
まだクライマックスは諦めるべきじゃない。
悲しいですけど、そうやって考える
しかない程、首位広島とのチーム力の差は
歴然としていました。
なんとか3連敗だけは避けたい。
避けて欲しい、と願うしかないのが歯痒いです。
金本監督への批判の声が大きくなってきました。
藤浪投手への「161球事件」は、
ついにアメリカでも話題になるほど、
賛否が別れる事件として有名になってしまいました。
本当に情けない話です。
今回は金本監督の批判について、
僕の意見を述べたいと思います。
高まる金本監督への批判について
現在、首位を走っている広島カープの
緒方監督は、昨年一部のカープファンから
辞任するようにネット上で騒がれていました。
その一部の否定的なカープファンって、
今年の現状について
どう思っているのでしょうか。
きっと、手の平を返していることでしょう。
つまり結果さえ出れば、
その監督は「名将」と
崇め奉られるんです。
それがプロの世界であって、
ファンの多いプロ野球の世界なんです。
和田監督の時もそうでした。
就任当初は
「和田監督がんばれ」
「期待してる」
「和田ならきっとやってくれる」
こんな声が多かったですよね。
でも、成績不振になったり、
なかなか優勝できないと、
「和田の投手継投は謎」
「お堅い采配でおもしろくない」
「ダメ監督は辞任しろ」
などと否定的な意見が飛びました。
フロントも、「もう解任だな」と
決断しようとした矢先に
クライマックスシリーズの切符を
棚ぼたで掴んで、そのまま勝ち進み
セ・リーグ代表になった時は、
あれほどダメな烙印を押していた
和田監督の続投を発表しましたもんね。
つまりは結果。
残せば神になり、
残さなければ罪人扱い。
これがプロスポーツの監督の立場です。
金本監督の今年2016年は、
最下位でも良いじゃないですか。
監督として采配すること、
若い選手を育てること、
ベテランを腐らせないこと、
チームをまとめること、
マスコミやファンの意見に対峙すること、
負けてしまう原因、
チームを勝利に導くまでの手順、
選手達の準備、
監督としての自分の心の持ちよう、
様々なことを今年の1年間で学んで、
来年以降に繋げて欲しいです。
ネット上では早くも金本監督の辞任を
要求したり、無能だ、監督の器じゃない、
などと批判の声が上がっています。
チームが最下位に沈むからこそ、
このような声が目立つようになりました。
阪神タイガースの勝利を願うからこそ、
結果の出ないチームを背負う監督の
責任なのかもしれませんが、
ここまで若手を積極的に起用したり、
今までの監督と違うことをしようと
躍起になっているのは、
評価すべきなのではないでしょうか。
たしかにチームには重苦しい雰囲気が
漂っていて、連日試合のあとの
金本監督のコメントばかりがメディアに
取り上げられて発信されます。
監督と選手の信頼関係は大丈夫なの?
そんな不安を抱いてしまいますが、
今のタイガースの指揮官は金本監督です。
球団が人選して、ファンはその決断に
夢を託したではありませんか。
批判したくなる気持ちもわかりますが、
もう少し温かく、チームと金本監督を
見守っていきませんか。