競馬の税金はばれない?利益がでた際の計算や確定申告の方法を解説

芸能人やYouTuberなどが競馬で大金を手にした際、税金の話が絡んでくるということはよくありますね。競馬初心者の中には競馬何歳からのように競馬の税金はばれないのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。競馬初心者でなくても計算方法までは把握していないという方も少なくないでしょう。

今回は競馬の税金はばれないのか、利益が出た際の計算方法や確定申告の方法を解説していきます。

競馬の税金はばれない?

まずは競馬の税金はばれないのか?ということから見ていきましょう。

競馬の税金はばれる可能性がある

競馬で得た利益が一定以上の場合、所得税が発生し確定申告をしなくてはなりません。「黙っていればばれない」という話もあるようですが、厳密にいえば脱税行為になりますし、競馬の税金はばれてしまう場合もあるようです。

競馬の税金がばれてしまう理由は?

それでは競馬の税金がばれてしまう理由は何でしょうか?

ネットで馬券を購入

ネットで馬券購入は自宅でもできて大変便利なものですが、ネット上に購入履歴や払戻しの履歴が残るため、競馬の税金がばれる可能性があります。ネットで馬券を購入し、高額な払戻しを受けた場合は税金のことも考えておく必要があるでしょう。

https://twitter.com/ChanTsuyonii/status/1700767163420991549?t=3_63E9R5I8y4nfx7GvbN1w&s=19

口座に高額な入金をした

ネットで購入しなくても、高額な払戻しを受けそれを銀行口座に入金した場合、競馬の税金がばれる可能性があります。税務署は個人の口座を調査する権限があるためです。いきなり200万円以上の入金があった場合は税務調査が入りやすいとも言われています。

SNSにアップした

高額払戻しを受けた際、喜びのあまりSNSなどに画像付きでアップしてしまう方もいらっしゃるでしょうが、そこから競馬の税金がばれたという場合もあるようです。SNSが広まって税務署にばれるということも十分あり得るようです。

競馬の税金の計算方法は?

それでは競馬で税金を払わなくてはならないのはいくらからでしょうか?ここからは計算方法を解説していきます。

一時所得の場合

競馬の税金は基本的には一時所得となります。一時所得には上限50万円の特別控除があるため、簡単に言えば50万円までの範囲であれば確定申告の必要はありません。

計算方法は(対象となる収入-経費-50万円)×1/2で、この金額が課税金額になります。経費は的中馬券を購入した分の額で、ハズレ馬券の購入分は対象ではないので注意しましょう。

雑所得の場合

競馬の税金が雑所得として扱われる場合は、継続的に利益を出そうとしていることが認められた場合などに限られます。雑所得の場合、所得が20万円を超えた場合に確定申告が必要になります。雑所得として認められた場合はハズレ馬券の購入費用も経費として扱われます。

競馬の税金の確定申告の方法は?

最後に競馬で利益が出た際の確定申告の方法を解説します。

必要書類を揃える

まずは確定申告に必要な書類を揃えます。必要な書類は以下の通りです。

  • 確定申告書
  • 競馬の収入や支出の控え
  • 源泉徴収票
  • マイナンバーカードのコピー(マイナンバーカードがない場合は通知カードと身分証明書のコピー)
  • 医療費控除などを同時に受ける場合はそれらの書類

確定申告書は国税庁のホームページからダウンロードできます。また確定申告書作成コーナーやe-taxを利用する場合は必要ありません。

確定申告書を書く

確定申告書の第一表と第二表の一時所得または雑所得の欄に書いていきます。第二表から書く方がわかりやすいようです。

税務署に書類を提出する

最後に税務署に書類を提出します。提出するには以下の方法があります。

  • 税務署の窓口に直接提出する
  • 郵送する
  • e-taxで申告する

窓口は不備がないか確認してもらえますが期日中は混雑します。郵送は便利ですが差し戻しがある場合など期日内に提出できない場合があります。e-taxはマイナンバーカードとICカードリードライタやカードを読み取れるスマホが必要になります。

確定申告しないとどうなる?

競馬の税金はばれない!と信じ込んで確定申告をせずばれてしまった場合、追尾課税が課せられるというペナルティが発生します。簡単に言うと本来払うべき税金以上の金額を払わなくてはならないということです。

まとめ

今回は競馬の税金はばれないのか、利益が出た場合の計算方法や確定申告の方法も解説してきました。競馬の税金はばれる可能性もあるので、高額な払戻しを受けた場合はきちんと申告する方が良いでしょう。

一方で競馬の税金には、払戻金が既に「国に納める分が引かれている」ことや、負けていても払わなければならない場合があるなど「おかしい」という意見も多いです。今後どのように法が整備されていくのかも注目です。