【プロ野球】阪神タイガース今季注目の選手3選を紹介!

15年ぶりに岡田彰布監督が就任し、5月31日時点で貯金17、2位とのゲーム差12と独走状態の阪神タイガース。中野拓夢選手のコンバート、3年目・村上頌樹投手の飛躍など、多くの選手が昨年よりも活躍を見せていることが要因となっているようです。

そこで今回は注目すべき阪神タイガース 選手について6月13日時点での成績も含めてまとめ、阪神が好調な理由をさらに深掘りしていきます!

中野拓夢

まず1人目がWBCにも選出された中野拓夢選手です。

  • 出身地:山形県天童市
  • 生年月日:1996年6月28日(26歳)
  • 身長・体重:171 cm・69 kg
  • 投球・打席:右投左打
  • ポジション:遊撃手、二塁手
  • プロ入り:2020年 ドラフト6位
  • 初出場:2021年3月26日
  • 年俸:7000万円(2023年)
  • 経歴:日本大学山形高等学校-東北福祉大学-三菱自動車岡崎-阪神タイガース (2021 – )

2023年成績

打率.294 本塁打1 打点23 安打数67 出塁率.368 OPS.736      四死球28 盗塁7 成功率.636 得点32 三振数46

積極的なバッティング、高い成功率を誇る盗塁が売りの俊足内野手です。昨シーズンは2年連続で20盗塁をクリアし、遊撃手部門で初のベストナインに輝き、WBCにも選出され、世界一にも貢献しました。

今シーズンも積極的なバッティングだけでなく、昨年まで増えていなかった四球数が激増し、近本光司選手との1,2番でチャンスメイクをしています。

また、今シーズンからベストナインに輝いた遊撃手ではなく、二塁手としてプレーしています。もともと広い守備範囲を誇っていましたが、送球には不安がありました。二塁手となったことで守備への不安もなくなり、バッティングにいい影響が出ているようです。

村上頌樹

今シーズン大ブレイクを果たしている村上頌樹選手も後半戦も注目です。

  • 出身地:兵庫県三原郡南淡町(現:南あわじ市)
  • 生年月日:1998年6月25日(24歳)
  • 身長・体重:175 cm・80 kg
  • 投球・打席:右投左打
  • ポジション:投手
  • プロ入り:2020年 ドラフト5位
  • 初出場:2021年5月30日
  • 年俸:750万円(2023年)
  • 経歴:智辯学園高等学校-東洋大学-阪神タイガース (2021 – )

2023年成績

防御率1.75 勝利数5 敗戦数3 奪三振69 奪三振率9.27 与四球6 自責点13 完投2(完封1) WHIP0.63

最速150km/h、平均回転数2400rpm超を計測するノビのあるストレートと制球力を武器に今季大ブレイクしています。回転数の多いストレートは“浮き上がる魔球”と称され、中日の根尾昂投手も年下ながら目標にしていると公言しています。

プロ入り前から凄い球を投げると注目を集めていましたが、今年ついに一軍の舞台に活躍の場を移しました。

大竹耕太郎

現役ドラフトでソフトバンクから阪神入りした大竹耕太郎投手も非常に充実したシーズンを過ごしています。

  • 出身地:熊本県熊本市南区
  • 生年月日:1995年6月29日(27歳)
  • 身長・体重:184 cm・87 kg
  • 投球・打席:左投左打
  • ポジション:投手
  • プロ入り:2017年 育成選手ドラフト4位
  • 初出場:2018年8月1日
  • 年俸:2000万円(2023年)
  • 経歴:熊本県立済々黌高等学校-早稲田大学-福岡ソフトバンクホークス (2018 – 2022)-阪神タイガース (2023 – )

2023年成績

防御率1.24 勝利数6 敗戦数1 奪三振39 奪三振率6.05あ 与四球5 自責点8 WHIP0.91          

投球センスの良さと、両コーナーへの安定した投げ分けで勝負する軟投派左腕です。最速144km/hのストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球で打たせてとる投球をします。憧れの選手は元同僚で早稲田大学の先輩でもある和田毅投手だそうです。

ソフトバンクでローテーション入りを期待されていましたが、怪我などの影響で満足のいく結果を残せていませんでしたので、新天地で活躍し、ファンやコーチに恩返しをしてほしいですね。

最後に

今回は中野拓夢選手、村上頌樹投手、大竹耕太郎投手についてまとめてきました。

攻撃陣は中野選手に代表されるように、四球を多く選ぶことでチャンスを数多く作り出していることが首位を走る原動力となっているようです。投手陣は村上投手、大竹投手ら新戦力の先発投手がしっかりと力を発揮し、安定感のある中継ぎ陣にバトンを渡せているようです。

適材適所、適切な声掛けでチームをまとめているあたり、さすが岡田監督だな、という感じがしますよね。勢いだけでなく、自力での勝利も非常に多いので、今年こそ岡田監督の言う「アレ」を達成してほしいですね!