近年ドラフト1位選手の躍動が目立つ阪神タイガース。2023年のドラフトで1位指名されたのは下村海翔選手でした。
今回は、下村海翔選手の生い立ちや現在の状況を紹介します。
下村海翔の経歴は?
2023年のドラフトでタイガースから単独一位指名を受けた下村海翔選手。阪神タイガース期待の若手選手の一人です。ここからは下村海翔選手の生い立ちなどを紹介しますよ。
小学3年生で野球を始める
2002年3月27日生まれ、兵庫県西宮市出身の下村海翔選手。なんでも甲子園球場が自宅から自転車で行ける距離にあったらしく、幼少期からタイガースの大ファンでした。
西宮市立樋ノ口小学校3年生の時に甲武ライオンズというチームで野球を開始。西宮市立甲武中学校在学時には硬式野球のクラブチーム、宝塚ボーイズでプレーしましたよ。
九州国際大学付属高等学校に進学
高校は九州国際大学付属高等学校に進学しました。同校の一学年上には福岡ソフトバンクホークスの甲斐生海選手がいましたよ。
一年秋からベンチ入りすると、2年春の九州大会準決勝でエースとして登板し、1失点完投勝利するなど活躍、チームの大会優勝に貢献しました。
3年春時に自己最速149キロを計測したものの、3年夏の大会では福岡大会準決勝で敗退し、甲子園出場は3年間で一度もありませんでした。
青山学院大学で躍動
大学は青山学院大学に進学、1年秋からリーグ戦に先発登板しました。一方で入学直前から右肘を痛めており、同年冬にはクリーニング手術を受けるなど長期離脱を強いられましたよ。
離脱中にウエイトトレーニングに励み身体能力が向上、3年春のリーグ戦でクローザーとして復帰を果たすと、同年秋から先発に復帰しました。4年春のリーグ戦でもチームに貢献、33季ぶりの優勝の原動力となりましたよ。
日米大学野球選手権大会日本代表に選出
2023年6月の全日本大学野球選手権大会では準決勝に先発登板し、6回2失点の好投で勝ち投手となった下村海翔選手。青山学院大学は決勝も制しており、同大会で優勝しています。
下村海翔選手は2023年7月の日米大学野球選手権大会の日本代表にも選出されました。これらの実績をもって、同年のドラフトでタイガースから一位指名を受けたのですね。
下村海翔の現在は?
2023年のプロ野球ドラフト会議は、一巡目一度目の指名で四人の選手が競合指名を受けるなど、注目選手が多いドラフトでした。
その中で下村海翔選手はタイガースが単独指名。一本釣りということもあり、競合一位選手と比べると一歩引くような立ち位置の選手でしたが、大卒のドラフト一位投手なので即戦力として期待されていたことでしょう。
しかし下村海翔選手は4月11日に右肘内側側副靭帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けることに。プロ一年目はリハビリに費やすこととなりました。
【阪神】ドラ1下村海翔のトミー・ジョン手術を発表「1日でも早くチームの力になれるよう」 – プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
タイガース側はある程度折り込み済み?
手術前、春季キャンプも二軍スタートだった下村海翔選手。なんでも大学時代の疲労回復を優先するという方針で、スロー調整を進めていたそうです。
タイガースは2023年シーズンに圧倒的強さでセ・リーグを制覇し、日本シリーズ優勝も果たしました。主要選手に若い選手も多く、「2024年シーズンも変わらない強さでシーズンを戦える」という声も多くありましたよ。
下村海翔選手のスロー調整についても、タイガースに余裕があるが故の判断だったのかもしれません。手術までいくのは想定外だったのかもしれませんが、下村海翔選手についてはある程度余裕を持って見ているのかもしれませんね。
下村海翔の魅力は?
身長174cmと、プロ野球選手としては少々小柄な身長の持ち主である下村海翔選手。しかし最速155キロという力のある速球を持ち、制球力の高さも評価されています。変化球はカットボールを筆頭にカーブ、フォーク、チェンジアップなどを持ちますよ。
プロの世界でどのような成長を遂げるか、今から楽しみですね!
最後に
今回は下村海翔選手の生い立ちなどを紹介しました。
ルーキーイヤーから手術を受けるというのも勇気のいる選択です。下村海翔選手には、慌てること無くゆっくりリハビリを行ってほしいですね。