ハードルが高い!?意外と知られていない「ビジター観戦」の実状

日本の国民的スポーツである「野球」。プロ野球では、“漢“たちの全身全霊の戦いを間近で観戦・応援することができますよね!プロ野球観戦を趣味としている方にとっては馴染み深い言葉だと思いますが、「ビジター観戦」という言葉をご存知でしょうか?

今回は、一般的に敷居が高いと思われがちな「ビジター観戦」の実状についてご紹介します!野球観戦を始めたばかりな方、これから始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてください!

そもそもビジターって何?

プロ野球中継などを見ていると「ビジター」という言葉を耳にする機会があるかと思います。

それぞれのプロ野球チームは、本拠地とするスタジアムを持っており、阪神タイガースなら「甲子園球場」、読売ジャイアンツなら「東京ドーム」です。この本拠地が「ホーム」で、その対極を「ビジター」(visitor:訪問者)と表現しているわけです。

例えば、巨人と阪神が東京ドームで試合をする場合、巨人をホーム、阪神をビジターと呼びます。

ビジターチームは不利!?試合に及ぼす影響は?

「ホーム」と「ビジター」という呼び分けがあるということは、それぞれに差異があるということでもあります。ここからは、その具体的な違いについてご紹介します!

①    着用するユニフォームの色が違う!

ホームチームは白を基調とするユニフォームを、ビジターチームはチームカラーを基調とするユニフォームを着用します。これは有名な話なため、多くの方が知っていたのではないでしょうか?

②    選手のベンチの位置が違う!

ホームチームは一塁側、ビジターチームは三塁側にベンチがあります。観戦席もこの配置にのっとっています。

③    打席に立つ際の登場曲の有無

バッターが打席に立つ際、音楽が流れるのを聞いたことがありませんか?実はあれ、ホームチーム側だけに許された特権なのです。音楽を聴くことによってテンションが上がったりもするため、試合への影響は案外大きいのかもしれません。

④    練習時間が少ない

夕方から夜にかけて試合が行われる際、ホームチームは日中から練習ができますが、ビジターチームは移動時間の関係上、十分に練習時間をとることができません。これは試合に直接的な影響を及ぼすことは言うまでもないでしょう。

⑤    ビジターチーム側は観客数が少ない

観客者数が少ないということは、応援してくれる人が少ないということになります。スポーツで競い合っている以上、応援は非常に大きな影響力を持っていると言えるでしょう。

観戦者への影響は?ビジター観戦ってどんな雰囲気なの?

ビジターでの影響は、選手のみに限った話ではありません。敵地に乗り込んで応援しているわけですから、ホームチームの応援団よりも小規模になることで、観戦者も「アウェイ」な雰囲気を感じることでしょう。

しかし、それだけお互いが本気で応援しあっているということは、お互いが本気で野球を好きであることの証拠でもあるため、ある種の素敵な雰囲気ともいえるのではないでしょうか。また、アウェイな雰囲気があるビジター観戦とはいえ、実害が及ぶような罵倒や暴力行為は決してないため、安心して観戦・応援しましょう!

実際に阪神の甲子園球場へビジターとして観戦に行った際、飲食店で順番待ちをしていたら「今日はお互いに調子悪いな~」と何人かの阪神ファンの方々が気さくに声をかけてくださったという経験があります。

まとめ

今回は、ビジター観戦について紹介してきました。記事の内容に意外性を感じた方も多かったかもしれません。試合中はバチバチやりあっている雰囲気とはいえ、試合が終わればお互いに「野球好き」です。これを機に、ビジター観戦も考えてみてはいかがですか?