2014年のドラフト1位指名で阪神に入団した横山投手が、5月4日のナゴヤドームで中日相手に7回を投げて無失点の快投を見せて、プロ初勝利をあげました。
22歳の左腕は、ルーキーイヤーの昨年は1軍で4試合に登板するも勝利は上げられず、金本監督体制になってから若手を積極的に起用するチームの中で、また1人、新しい一歩を刻んだ若トラが現れました。
昨シーズンから続いていた苦手のナゴヤドームでのチーム連敗を6で止めました。
緩急を活かした投球
真っ直ぐは威力があり、カーブ、スライダー、フォークなどの変化球もキレは抜群でした。リードする原口捕手との呼吸も素晴らしく、緩急を活かした投球で中日打線を0に抑えました。
今シーズンの中日ドラゴンズとの対戦では苦しめられていたチームに明るい希望の光が差し込みましたね。
プロ初勝利をマークした横山投手は「何とか抑えられて良かった。初勝利まで長かったですけど、今はホッとしてる。きょうで満足することなく、次の試合もしっかり抑えられるように頑張ります」と喜びを噛み締めつつも、まだまだここからがスタートであることを強調しました。
本当に今年の阪神は「初」が多いですね。バンバン若手を起用する金本監督の姿勢がチームに若い勢いを与えてくれているといえるでしょう。
でも、まだまだ安定した戦力とはいえないので、これからはチームのエースとなれるように横山投手の成長に期待しましょう。