2023年3月に行われたWBCで史上初の日系選手として出場したラーズ・ヌートバー選手。試合での活躍もさることながら、ペッパーミルパフォーマンスやハッスルプレー、屈託のない笑顔で一躍人気者となりましたよね。テレビCMでも目にする機会が増える一方で、ヌートバー 日本国籍という噂もありますが、本当なのでしょうか。
そこで今回はそんなヌートバー選手について経歴やプロフィールをまとめて紹介していきます！
ヌートバーのプロフィールまとめ
まずはヌートバー選手のプロフィールをまとめておきます。
プロフィール
- 国籍 アメリカ合衆国
- 出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド
- 家族 父：チャーリー（オランダ系アメリカ人）、母：榎田 久美子（埼玉県東松山市出身）
- 生年月日 1997年9月8日（25歳）
- 身長／体重 190.5cm／95.3 kg
- 投球・打席 右投左打
- ポジション 外野手
- プロ入り 2018年 MLBドラフト8巡目（全体243位）
- 初出場 2021年6月22日
- 年俸 $732,400（約1億500万円）
- 経歴 エルセグンド高等学校 – 南カリフォルニア大学 – セントルイス・カージナルス
ヌートバーなぜ日本国籍かと噂されたのは、母親が日本人で、WBCに日本代表として出場したからでしょう。ただ、生まれも育ちもアメリカのヌートバー選手は二重国籍でもなく生粋のアメリカ人です。
選手としての特徴
打撃
長打力と選球眼の良さ、そして変化球への対応力の高さが魅力で、狙い球を絞ってスイングするスタイルで打球速度の速さはMLB屈指と評価されています。
守備
外野の全ポジションをこなし、スピードを生かした広い守備範囲、怪我を恐れないプレーと高校時代にアメリカンフットボールでクオーターバックを務めたほどの強肩が強みです。
経歴
続いてヌートバー選手の野球選手としての経歴をまとめておきます。
プロ入り前
父や兄も野球経験があったということもあり、5歳の頃から野球を始めました。高校までソフトボール選手だった母を相手に打撃練習や自宅の駐車場の壁に向かってボールを投げる練習をしていました。
2006年に、日米親善高校野球大会でアメリカを訪れた日本代表選手をホームステイさせた際、田中将大や斎藤佑樹らと写真撮影をしたほか、ボールボーイとしてアメリカ選抜の試合に参加した経験から幼少期より日本代表として国際大会に出場することを夢見るようになりました。
高校時代は野球とアメフトをプレーし、アメフトの選手としても大学から推薦を受けるほどの選手でした。
カージナルス時代
2018年のMLBドラフト8巡目（全体243位）でセントルイス・カージナルスから指名されプロ入りを果たします。2019年にはAA級まで昇格し、2年間の合計で101試合に出場し、打率.264、7本塁打、38打点、4盗塁を記録しました。
2021年は5月のマイナーリーグ開幕からAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、6月22日、ついにメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りを果たします。メジャーデビューとなった同日のデトロイト・タイガース戦では「9番・左翼手」で先発出場して3打数無安打だったが、犠飛でメジャー初打点を記録しました。この年メジャーでは58試合に出場して打率.239、5本塁打、15打点、2盗塁を記録した。
2022年は主にライトでの起用が続き、108試合に出場して打率.228、14本塁打、40打点を記録しました。OPSがMLB平均を上回っているというデータから、第5回WBC日本代表に選出されました。
最後に
今回はテレビCMでも見る機会の増えてきたメジャーリーガー、ラーズ・ヌートバー選手についてまとめてきました。アメリカ人でありながら納豆が好きだったり、玄関で靴を脱いだりするなど、日本人的な面もあるヌートバー選手がこれからも様々な面で活躍することが期待されます。
2023年シーズンは腰の故障などで一時故障者リスト入りしていましたが、現在は再びメジャーの舞台で活躍しています。これからも大いに活躍して、たくさん素晴らしい情報を日本に伝えて欲しいですね！