阪神タイガースが韓国のサムスンライオンズとの練習試合を27日に行いました。
スタメンと先発投手は以下です。
沖縄・宜野座球場 (13:00開始)
1番 | 上本 | 二 |
2番 | 北條 | 遊 |
3番 | 江越 | 中 |
4番 | ゴメス | DH |
5番 | 高山 | 左 |
6番 | 新井 | 一 |
7番 | 横田 | 右 |
8番 | 陽川 | 三 |
9番 | 岡崎 | 捕 |
先発 | 藤川 |
試合内容
阪神が韓国のサムスンを2-0で勝利しました。
投手陣の結果
藤川とメッセンジャーはローテ確定!
この日の先発は藤川投手でした。
2回を投げて無安打、無失点という内容でした。
かつての抑え時代に披露していたストレート中心の投球から、変化球も織り交ぜながら打者との間合いをずらすような投球スタイルを見せてくれました。
スライダー、カーブ、フォークとすべての変化球を試運転させ、奪三振をとった球も116キロのカーブでした。
ストレートをファウルで粘られる場面が多く、2イニングで38球を投じたあたりは今後の課題になってくると思われます。
それでも開幕へ向けて更に調子を上げてくれることを期待させてくれる内容でした。
藤川投手のあとにマウンドに上がったメッセンジャー投手は、さらに素晴らしい内容でした。
こちらも同じく2回を投げて無失点に抑えます。
対戦した打者6人のうちから3三振を奪うピッチングで、ストレートの最速は151キロ!
球威抜群の投球で開幕投手へ向けて死角なしの活躍ぶりでした。
メッセンジャー自身も開幕投手へ志願するほどに強いこだわりを持っているようで、「まずはチームの中でコイツに任せれば大丈夫だと、みんなから信頼される選手でなければならない。次に、経験とキャリアのある選手が投げるべきだと考える。開幕戦というのは、やっぱり特別なもの。いい形でオープニングゲームに勝つと、勢いに乗ってシーズンに入っていけるからね。その重要性をしっかり理解できている人間が行くべきだ。強く思うのは、若くて経験の浅い人より、もっと実績と経験のある投手がチームの中にいるのなら、そういう選手が開幕戦は投げるべきだ」と藤浪ではなく、オレだ!という想いが込められています。
これほど安定していると1カ月後の開幕マウンドに上がるのはほぼ確定でしょうね。
メッセンジャー投手のあとは、福原 → マテオ → 榎田 → 鶴 → 歳内と繋がれた投手リレー。
終わってみればサムスン打線を合計2安打に押さえ込み、完封リレーで勝利しました。
前回の日本ハムとの練習試合でもそうでしたが、投手陣の仕上がりがすごく良いようです。
極論するとピッチャーが点を奪われなければ負けることはないので、やはり投手陣の今年の奮起を期待したいですね。
野手陣の結果
2軍がぼんやり見えていた陽川がホームランでアピール!
この日の阪神の得点は陽川選手のホームランだけでした。
それだけにこのホームランは強烈な印象を金本監督に植え付ける結果となったでしょう。
これまでの対外試合では打率1割を切っていて、自分でももう後がないことを自覚していた陽川選手にとっては、最高の1本がここで飛び出しました。
本来の守備位置はファーストですが、ゴメスが君臨しているため、これからサード争いにどこまで割って入れるか楽しみです。