9月に入ってからの失速が目立つ阪神。
ここ15試合の成績は2勝13敗という呆れた結果に、新聞やネットニュースには連日、来季へ向けた動きがクローズアップされるようになってきた。
もちろん、阪神タイガースねっとでも、補強ニュースを追いかけていく。
今回ご紹介するのは、虎の新たな守護神候補だ。
今年はシーズン開幕前から新加入のマテオをクローザーにすることでキャンプからスタートした。
開幕して1ヶ月ほど経ったぐらいの試合で、マテオの「延長3イニングまたぎ」という無茶な金本采配から、マテオは調子を落としていった。
そこからはドリスを使ってみたり、禁忌といえる藤川球児を使ってみたりと、まぁ守護神不在の1年だった。
改めてオ・スンファンの安定感が素晴らしかったことを痛感させられたシーズンとなった。
しかし、過去を振り返っても仕方がない。
絶対的な守護神が必要だ。
マテオは制球に難がある。
ドリスは故障が多過ぎる。
球児は実績はあるが、ストレートだけではもう通用しない。
そこで補強に乗り出そうと球団が調査している投手がいる。
ピッツバーグ・パイレーツ所属のネフタリ・フェリスという投手だ。
いったいどんな選手なのか、詳しく見てみよう。
ネフタリ・フェリスってどんな選手?
国籍:ドミニカ共和国
生年月日:1988年5月2日
身長:190cm
体重:102kg
投打:右投右打
ポジション:ピッチャー
経歴:
テキサス・レンジャーズ (2009 – 2015)
デトロイト・タイガース (2015)
ピッツバーグ・パイレーツ (2016 – )
2010年シーズンの途中からクローザーに転向して、70試合に登板。
成績は4勝3敗40セーブ、防御率2.73でアメリカンリーグの新人王を受賞した。
またこの年、MLBオールスターゲームにも選出されている。
2012年に先発へ転向して、7試合で3勝1敗、防御率3.16とあまり先発向きではないような成績だった。
2016年はパイレーツでセットアッパーとして62試合で4勝2敗、防御率3.52という成績を残している。
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は
「クローザーとしてならオ・スンファンぐらいの活躍は計算できると思います」
と、太鼓判を押している。
かつては160キロを計測したこともあるストレートが最大の武器だったが、肘の手術で球威は劣っている。
それでも今年は150キロ代のストレートを投じているようで、キレのあるスライダーとのコンビネーションは、クローザーとして日本で勝負できるレベルにありそうだ。
あとは1年間を闘えるだけのスタミナとケガをしない体があれば申し分なさそうだが、そればかりは入団してシーズンが始まってみないと分からない部分ではある。
それでは、投球シーンを動画で見てみよう。
ご覧いただいて分かるように、ストレートの球質が、球児の火の玉ストレートや、オ・スンファンの石直球の軌道と似ている。
このストレートなら通用するだろう。
もう1つの動画は、フィールディングも良さそうという1コマになる。
クローザーとして、ピンチの場面でも冷静にゴロの処理をできるというのも重要な要素になりそうだ。
では、動画をご覧いただいて、今回はお別れしよう。
最後に2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
阪神タイガース2017年補強まとめ!FAや外国人獲得の最新情報