ソフトバンクとのオープン戦で金本監督が渇!意識改革は成功?

就任以降、超変革を掲げる金本監督ですが、気持ちのない選手に対しては厳しく渇を入れます。

ソフトバンクとのオープン戦でも事件は起きました。

「初球から積極的にいかんか!」直後に激変2点先制

金本監督は試合後に「何となく打席に入っていた。気持ちの準備ができてない。だから簡単に追い込まれて三振4つ。うち見逃しが2つ。若い選手のすることじゃない」とご立腹。

気迫を感じられない若虎に対して、金本監督が試合中にプッツン!

3回攻撃前に守りから引き揚げてくる若虎を手招きでせかしました。

急きょ三塁側ベンチ前で円陣を組むと「何しとんや!」と怒りを爆発させます。

「ネクストからしっかり準備して、狙い球絞っていかんといい投手は打てんぞ!」

これには若虎が魔法にかかったように目覚めました。

3回、先頭の高山選手は初球を右前打。

続く小宮山選手も初球打ちの遊失でチャンスを拡大して、さらに北條選手も初球を狙いすまして左中間二塁打を放つなど、摂津から2点を先制します。

意識改革がもたらす効果を誰よりも知っている金本監督だからこそ、ぬるい気持ちの選手は許せないのでしょうね。

これまでのキャンプで金本監督が感じた選手の意識

キャンプを通して金本監督は選手の野球に取り組む意識が変わっていることを実感したようです。

「雰囲気づくり、野球への姿勢、取り組み方を変えていくと言ってたんですけど、確かにキャンプでは、雰囲気は変わってきてるんじゃないかという感触はあります。こちらが何も言わなくても(若手が)競争意識をもって、自動的にピリッとしたものを出してくれたんじゃないか」

それでも、甘い言葉だけではなく、選手が緊張の糸を途切れさせない為に厳しい言葉も発します。

「若手に関しては3月最初の週、第2週ぐらいはしっかり鍛えていくというね。キャンプの延長戦という考えは持っています。(今後は)ずっと競争だからね。そうは言っても、開幕を見据えてというより、誰が勝ち上がってくる、というのが多く出てくるかな。シーズンに入っても競争ですから」

また、一軍と二軍は別物と考えるのではなく、同じチームとして連携を深めていくという方針もブレずに継続中です。

「気が緩まないような練習メニューはちゃんとやっていきたい。1、2軍を通じてね。2軍は(15日に)開幕するが、そこは掛布さん(2軍監督)もわかってくれると思う。ファームも鍛える場所。そこはブレずにやっていきたい」

阪神タイガースというチームが一丸となって戦う集団に変革した時、11年ぶりのリーグ制覇が現実となるかもしれません、その瞬間に始めて、「超変革」が完成するのだと思います。

そうなることを夢見て、これからも金本阪神の応援を続けていきましょう!