2016年のドラフト会議が終わり、阪神タイガースは育成枠なしの8人の選手を指名した。
これから入団の交渉が随時おこなわれていき、合意に至れば晴れてタイガースの一員となる。
今年指名された選手がどのようなプレーを見せてくれるのか、将来のタイガースの中心選手となることを願っている。
そんな期待を込めて、これから7回、指名選手を1人ずつ見ていこうと思う。
なぜ7回なのかという疑問が沸いたかと思う。
答えは僕なりの配慮ということで、ドラフト1位の大山選手は紹介しないでおこうと思う。
それでこそドラフト1位で指名された選手はプレッシャーを感じてしまうもの。
それに加えて、ドラフト前に大山選手の単体記事を書いたことも理由のひとつだ。
大山選手には、これから大きな期待と重圧が待っているかもしれない。
それでも、そんな周囲の声をすべて力に変えて活躍できる選手だと思っている。
なので、指名後の記事にはしないので、どうしても大山選手が気になる方は以下の記事を見てほしい。
ドラフト1位指名の大山悠輔選手の記事
さて、今回はドラフト8位指名の藤谷投手を紹介する。
ドラフト8位藤谷洸介
名前
藤谷 洸介 (ふじたに こうすけ)
ポジション
投手
身長/体重
194cm/89kg
生年月日
1996年2月12日
投打
右投右打
長身から投じられるストレートは140キロ代で、カーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球を主体にしている。
中でもカーブは急速が90キロ代で、緩急自在な投球で打者のタイミングを外すことを信条にしているように思われる。
それは投球フォームにも現れているような印象を受けた。
ゆっくりとワインドアップの初動が始まり、静かな投球フォームかと思いきや、左足を上げるところから急激に体のスピードがアップして素早く球が放たれる。
記事の最後に動画リンクも貼っておくので、是非、確認してみてほしい。
とても特徴的でクセのあるフォームに感じた。
その影響かどうかはわからないが、チームのエースとして望んだ高校3年最後の夏の県予選の初戦、藤谷投手を悲劇が襲った。
1回途中、投球中に肘を骨折。
わずか20球で降板となり、チームも完封負けを喫した。
もともと高校時代からプロスカウトに注目されていたが、プロ志望届は提出せずに、社会人入りを選択した。
藤谷投手はその後、パナソニックに入社した。
2年目までに目立った実績は残せなかったが、今年2016年の春先に行われたソフトバンク2軍との練習試合に先発起用されると、3回を無失点に抑える好投を見せた。
この試合で4番に入っていたソフトバンク柳田悠岐をショートゴロに打ち取っている。
同じく3月におこなわれたオリックス戦でも先発で4回を投げて無失点と好投を見せた。
高卒社会人のため、年齢はまだ20歳。
腕の使い方、体の使い方で球速も上がるだろうし、打者との駆け引きもうまくなる。
そんな将来性を感じさせてくれる。
このゆっくりと上がるワインドアップを甲子園のど真ん中で見られることを願う。
最後に藤谷投手の投球動画を紹介する。
2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
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