来季の戦力補強に向けて、早くも色々な情報が流れている阪神タイガース。
まだシーズンは終わっていないのに、もはや今年の戦いは終わってしまったかのようなテンションになっているのは、マスコミだけではなく、我々ファンも同じだろう。
なんか虚しいけど、それが現状ですね。
最下位を見たほうが可能性を感じられるんですから、目が来季に向くのは仕方がない。
今年はとにかく打力がショボかった。
獲得したヘイグはダメ。
開幕前に大暴れしてた横田は前半だけ。
キャプテンとして使命感に燃えた鳥谷もダメ。
唯一の光がルーキーの高山ですからね。
そんな先行き不安な打撃陣のテコ入れに、また助っ人の調査をしているというニュースが舞い込んできました。
球団は新外国人候補を既に10人程度に絞り込んだようです。
その一人として有力候補に上がったのが、韓国リーグで活躍しているエリック・テイムズ選手。
獲得へ向けて既に球団は詳しく調査しているというもの。
どんな選手かまとめます!
エリック・テイムズとは?
国籍:アメリカ合衆国
生年月日 :1986年11月10日(29歳)
身長:183 cm
体重:95 kg
投打:右投左打
ポジション:外野手/一塁手
経歴:
トロント・ブルージェイズ(2011 – 2012)
シアトル・マリナーズ(2012)
NCダイノス【韓国】 (2014 – )
何よりもすごいのは韓国リーグでの実績。
初年度となる2014年の成績は以下。
打率.343(リーグ8位)
37本塁打(同2位)
121打点(同2位)
一年目から素晴らしい成績を残し、シーズン後半には4番に定着した。
そして、大ブレイクする二年目、2015年の成績は以下。
打率.381(リーグ1位)
47本塁打(同3位タイ)
140打点(同2位)
40盗塁(同5位)
この年にMVPを受賞。
1シーズンに2度のサイクルヒットを記録した。
また、アジアプロ野球史上初のシーズン40本塁打・40盗塁も達成している。
さらに一塁手としてゴールデングラブ賞も受賞した。
今年も既に40本塁打を達成している。
9月12日時点での成績が以下になる。
出場115試合
打率.322
40本塁打
112打点
打てる、守れる、走れる。
WBCなどの国際大会からしか比較推察はできないが、韓国リーグの野球レベルは、決して日本に劣っているとは思えない。
これだけ素晴らしい成績を残せる選手に目をつけないはずもない。
阪神は、シーズン中に韓国にスカウトを派遣するなどして入念にチェックを行っている。
所属球団のNCダイノスは、韓国リーグの至宝とも言えるテイムズを他チーム、ないし他国に横取りされないようにシーズン終了後すぐに契約を更新している。
テイムズの獲得は可能か?
テイムズ獲得は是非、実現させてほしいと思うが、すんなりと放出するとも思えないので、やはりマネーゲームとなるだろう。
しかし、これだけ素晴らしい数字を韓国リーグで残した選手だが、メジャーでは輝かしい成績は残していない。
実際、日本プロ野球へ、それも阪神タイガースへの入団が決まったとしても、韓国リーグ同様の数字を残せられるかと問われれば、答えはノーだろう。
蓋を開けてみなければわからないのが助っ人外国人だ。
日本の野球にフィットして、外国人として唯一人の名球会選手であるラミレスのようになれるかなんてわからない。
これまでの実績はもちろん素晴らしい方が良いに決まっている。
しかし、過去の実績は、あくまでも過去の出来事だ。
タイガースに入団できたとして、そこから何を残せるかが、助っ人外国人に求められるものであるはずだ。
と、まぁ、こんなに偉そうに色々と語っているが、この選手欲しいよねー。
最後に2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
阪神タイガース2017年補強まとめ!FAや外国人獲得の最新情報