サードの助っ人外国人であるヘイグを解雇した。
金本監督の助っ人外国人の起用について、賛否が別れているのは確かだ。
もうちょっとヘイグを使ってみても良かったのではないか?
それも一理ある。
見切りが早かったようにも思う。
しかし、指揮官にも考えがあってのことなのだろう。
試合や公開されている練習以外の、我々ファンやマスコミには見えない部分で、「こいつは使えない」と感じた出来事があったのかもしれない。
あくまで憶測でしか話をできないが、とにもかくにもサードの助っ人外国人であるヘイグはわずか数試合の一軍出場を経て、解雇された。
きたる2017年シーズン、
サードに固定できるスタメンが現状いない。
この問題を解決する為に、ドラフトの1位にサードを守れる大山を指名した。
それでも、確実に戦力として、今年の高山のような活躍が約束されているという保証はできない。
やはり助っ人外国人の補強は不可避である。
阪神タイガースの補強リストに、また一人新たな外国人の名前が加わった。
フィラデルフィア・フィリーズに所属するダリン・ラフという選手だ。
いったいどんな選手なのか、詳しく見てみよう。
ダリン・ラフってどんな選手?
国籍:アメリカ合衆国
生年月日:1986年7月28日
身長:190cm
体重:99kg
投打:右投右打
ポジション:一塁手・外野手
経歴:
フィラデルフィア・フィリーズ (2012 – )
上記プロフィールを見て、あれっ?と思った方もいると思う。
そう守備の本職はサードではないのだ。
本職はファーストで、外野手としての出場もある。
しかし、サードの守備に関してはマイナーで3試合、メジャーでも途中出場の1試合しか守った経験がない。
この部分をどう判断するかにもよるが、打撃は申し分なさそうだ。
なによりも体格が、いかにもメジャーという印象がある。
ちなみにメジャー通算成績は以下である。
出場試合数:286試合
打率: ・240(737打数177安打)
本塁打: 35本
打点: 95打点
今シーズンはメジャーで43試合に出場し、3本塁打を放っている。
また、3Aでは20本塁打を記録している。
典型的なパワーヒッタータイプの選手で、スイングはアッパースイング。
打率を残すタイプではないようだ。
試合の流れを大きく変えるホームランは期待できるだろうが、チャンスの場面で打点を稼げる勝負強さがあるかどうかは、いざ獲得して、蓋を開けてみないとわからない。
助っ人外国人らしいと言えばそれまでだが、この選手は「いかにも」な感じの匂いがして獲得してみるとおもしろいかもしれない。
何よりも戦力は多いほうが良い。
資金面の問題が許されるなら、1人でも多くの魅力的な選手がいるほうが良いと思う。
若手のチャンスがなくなる!とは、今年の金本野球を見ていると考えにくい。
実にシンプルな実力主義野球。
結果を残せば、ルーキーだってスタメンとして定着できる。
それはヘイグの件でも実証済みだ。
結果を残せない助っ人外国人を特別扱いしない。
さぁ、来年はどうなる。
ダリン・ラフ、僕はおもしろいと思う。
では、動画をご覧いただいて、お別れしよう。
最後に2017年の補強情報をまとめた以下の記事もお楽しみいただければ幸いです。
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