2018年キャンプの記事はこちら ↓↓↓
阪神タイガースキャンプ2018年の見所!優勝のキーマンはやはり
新しい戦力を加えて、阪神タイガースの2017年の戦いが幕を開ける。
まずは春季キャンプで戦力アップに向けた練習がおこなわれる。
糸井は?新人選手は?新外国人は?
気になる選手がベールを脱ぐのも、キャンプの楽しみのひとつだ。
昨年ブレークした高山や、原口、北條、岩貞の調子はどうか?
Bクラスに終わった2016年の雪辱を晴らすべく、「挑む」キャンプが始まる。
今回は阪神タイガースの2017年春期キャンプ情報を紹介する。
阪神タイガース2017一軍キャンプ情報
阪神タイガース一軍キャンプの日程
2月1日(水) ~ 2月28日(火)
≪休日≫
2月6日(月)
2月10日(金)
2月15日(水)
2月20日(月)
2月24日(金)
一軍対外試合
13日 DeNA(宜野座)13:00
16日 三星ライオンズ(宜野座)13:00
19日 日本ハム(宜野座)13:00
阪神タイガース一軍キャンプの場所
球場:宜野座村営球場
住所: 沖縄県国頭郡宜野座村宜野座188
アクセス:
■車
那覇空港から車で高速50分宜野座ICまできてインターから降りて5分~10分
■バス
路線バス : 宜野座高校前バス停から徒歩で約10分
停車バス : 77番名護東線(沖)/21番名護東線(琉)
選手宿泊地:沖縄残波岬ロイヤルホテル
春季一軍キャンプメンバーについて
投手(19名)
能見、横山、岩貞、藤浪、メンデス、岩田、藤川、歳内、小野、石崎、マテオ、高橋、秋山、山本、青柳、メッセンジャー、松田、岩崎、島本
捕手(4名)
坂本、梅野、岡崎、原口
内野手(9名)
上本、鳥谷、北條、大山、キャンベル、糸原、今成、荒木、梅田
外野手(8名)
糸井、福留、高山、横田、江越、中谷、板山、俊介
阪神タイガース2017二軍キャンプ情報
阪神タイガース二軍キャンプの日程
2月1日(水) ~ 2月28日(火)
≪休日≫
2月6日(月)
2月10日(金)
2月15日(水)
2月20日(月)
2月24日(金)
二軍対外試合
11日 四国銀行(安芸)12:30
12日 西武(安芸)12:30
18日 西武(春野)12:30
19日 JR四国(安芸)12:30
23日 西武(安芸)12:30
25日 ハンファイーグルス(安芸)12:30
26日 高知ファイティングドックス(安芸)12:30
阪神タイガース二軍キャンプの場所
球場:高知・安芸市営球場
住所: 高知県安芸市桜ヶ丘町2248-1
アクセス:
■鉄道
土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線「球場前駅」より徒歩2分
阪神タイガース2017春期キャンプ速報
第1クール
2月1日
12年ぶりのリーグ優勝に向けて阪神タイガースのキャンプがスタートした。
オリックスからFAで新加入した糸井嘉男外野手が、背番号「7」を披露した。
右膝関節炎のため別メニュー調整。
全体練習への合流は2月中旬となりそうだ。
金本監督は糸井の全体練習合流時期について「心配していない。まあそれ(復帰時期)は状態がどうなるか分からんしね。こっちが日にち指定して無理しても、いかんし。もう彼に任せます。彼が言う日にちより、遅らせてもいいくらいかなと僕は思っている」と、より慎重な調整方針も提案した。
また同じく注目を集めるドラフト1位の大山は午前8時から早出練習を開始。
フリー打撃では特打を含め162スイング中、12本がオーバーフェンス。
ルーキーに負けじと2年目の高山もフリー打撃では特打を含め180スイング中、25本の柵越えを放った。
こちらも新戦力のエリック・キャンベルも手応えを感じる初日のキャンプとなったようだ。
「ウオーミングアップとノックで楽しめたのは子供の頃以来」と日本式の練習に感動を覚えた。
フリー打撃では58スイング中、バックスクリーンへ1発を放り込んだ。
投手陣では藤浪晋太郎がキャンプ初日からブルペンで捕手を座らせ、投球練習を行った。
2月2日
新外国人のロマン・メンデス投手が来日初めてブルペン入りした。
直球のみ26球を投じ、順調な仕上がりをアピール。
隣ではともに勝利の方程式を担うことが期待されるマテオも、27球を投じた。
またこの日もキャンベル内野手が2日連続で屋外でのフリー打撃を行い、66スイングで柵越えは1本だった。
岩田稔投手は2日連続でブルペンでの投げ込みを行った。
前日の111球に続き、投手陣最多となる121球。
ドラフト1位の大山が、今キャンプで初めて行われたシートノックに参加した。
三塁の守備につき、金本監督と久慈コーチからは安定した送球を絶賛された。
2月3日
この日は藤川球児が今年初めてブルペンでの投球練習を行った。
フォームを確認しながら直球のみ15球でスロー調整だ。
岩貞はドーム内で香田投手コーチのアドバイスを受けながらカーブを試投した。
「使いどころがある球種なので、精度をあげられればいいなと思っています。あったら楽ですよね。できることは準備しておきたい」
野手では高山が課題の守備に向けて、早出特守、シートノック、居残り特守とフルコースのメニューをこなした。
また、糸井嘉男がティー打撃でのフルスイングを解禁した。
宜野座ドームでバランスボールに座りながらティー打撃を開始。
その後、立ち上がり通常の形で13スイングした。
元気なのは新外国人キャンベルだ。
3日連続のランチ特打を行った。
金本監督も初めてゲージ裏でチェック。
ライナー性の低い当たりを多く放ったが、68スイングでサク越えは1本だった。
サク越えは初日が58スイングで1本、2日目が66スイングで1本。3日間で192スイングの3本で、フリー打撃の本塁打率は0割1分6厘だ。
また、江越も猛アピールをしている。
フリー打撃で右中間席へのライナー性驚弾を含む12発。
2月4日
右膝関節炎のため別メニュー調整中の阪神・糸井嘉男外野手がサイン会に参加した。宜野座ドームの前で約200人のファンへサイン色紙を渡した。
ドラフト1位の大山がプロの洗礼を浴びた。
投手を相手にするフリー打撃で左腕の岩崎と対戦。
24球で安打性の当たりはなく、バットも折られ、手も足も出ない結果に終わった。
金本監督がキャンベルの守備に合格点を与えた。
キャンプで初めてシートノックや内野ノックに参加。
目立ったミスはなく、無難な動きを見せていた。
ドラフト2位の小野泰己投手がブルペン入りし、直球のみで56球を投げ込んだ。
ノビのあるボールに他球団スコアラーも絶賛。
金本監督も「素材は一級品」と嬉しそうだった。
2月5日
キャンプ第1クールの最終日となった。
右膝関節炎で別メニュー調整中の糸井はティー打撃で今キャンプ最多の265スイング。
「充実していました。100点」とキャンプ第1クールに満点をつけた。
早出特守には上本、北條、高山の姿があった。
上本は二塁、北條は遊撃、高山は三塁でそれぞれ35分間ノックを受けた。
いっぽうブルペンに目を向けると岩田が精力的に投球を重ねている。
今キャンプ早くも4度目となるブルペン入りをし、この日の投手陣では最多となる128球を投じた。
ここまでキャンプ5日間で計385球を投げ込んだことになる。
復活へ向けてまさに背水の陣だ。
最後に第1クールを振り返って見て目立ったのは福留だ。
新キャプテンとして迎えた初のキャンプで、ここまで積極的に若手へ声をかけるなど、チームを盛り上げる場面が多かった。
第2クール
2月7日
第1クールは怪我人や離脱者もなく無事に終了した。
糸井やキャンベル、大山などの新戦力にも注目が集まり、徐々にペナントレースに向けての準備が整ってきた。
1日の休日を終えて、第2クールがスタートした。
この日は北條が潜在的なパワーを見せ付けた。
フリー打撃で打撃投手を務めた岩貞から125メートル弾を放った。
これには金本監督も嬉しさを抑えきれなかった様子だった。
「えっらいデカいの打っとったね。回転がよくなっている。体幹がブレずに、しっかり力が伝わるようになっている」
そんな北條に負けじと、キャンベルもパワーを見せ付けてくれた。
フリー打撃にて79スイング中13発の柵越えを披露した。
徐々に状態が上向きの助っ人は「これまでは上半身に頼ったスイングだったけど体全体を使えてきたよ」と手ごたえを感じていた。
新戦力で言えば、同じくサードが正ポジションのドラフト1位ルーキー大山も負けてはいない。
特打に臨んだ大山は105スイング中14本の柵越えを放った。
2月8日は初の実戦となる紅白戦を控え、「自分のできることを一つ一つしっかりやっていきたいと思います」と意気込んだ。
気になるのはケガで出遅れる糸井だが、心配はなさそうだ。
今キャンプで初となるティー打撃をおこなった。
立った状態で力強いスイングを見せた。
2月中旬に全体練習に復帰する予定だ。
投手陣の新戦力であるメンデスも順調な仕上がりだ。
この日、今キャンプ3度目となるブルペンに入り、31球を投じた。
少ない球数ではあったが、1球1球ていねいに投球を確認していた。
ストレート、スライダー、フォーク、ツーシームとすべての持ち球の感触を確かめていた。
「まずは日本のマウンドに慣れていかないといけない」と気を引き締めていた。
2月8日
今キャンプ初となる実戦の紅白戦がおこなわれた。
ハイライトはなんと言っても藤浪だろう。
WBC侍ジャパンのメンバーになんとか選出された藤浪は2回を4奪三振2被安打無失点の結果だった。
また球速は154キロをマークして仕上がりの良さをアピールした。
打者では高山の調子が良さそうだ。
高山は白組の3番左翼で出場し、藤浪と岩崎からヒットを放ちマルチ安打となった。
「変化球には全然でしたが、真っすぐを打ち返せたのは良かったです。
去年からランナー一塁の時は、(引っ張って)右方向にと言われていたので、できたのは良かったです」
2017年の阪神タイガースのホームラン第1号を放ったのは中谷だった。
紅組4番として先発出場し、四回の第2打席でアーチが生まれた。
中谷は「真っすぐに張っていて、一発で仕留められたのは良かった」と手ごたえを語った。
この結果に金本監督も大絶賛だった。
「1年前とは打ち方がまったく別人になっとるわね。
腰の回転もスムーズになっているし、軸もでき始めている。
振る力がついてきた。
当たりの強さ、インパクトは、高山より強いかも。
レギュラーを獲るぞ獲るぞという気持ちをもっともっと出したら、もっといいものが出てくると思う。
ちょっとおとなしい性格だから」
さらにこの日の紅白戦には当初出場する予定がなかった鳥谷がサプライズで登場した。
しかも藤浪から会心のヒットまで放った。
あくまでもショートにこだわるベテランの意地を見た気がする。
そんな中、すこし心配なニュースも飛び込んできた。
マテオが家庭の事情で緊急帰国したのだ。
球団社長のコメントでは「昨日、本人から早急に帰国したいとの申し出があった。家庭の事情です」とのこと。
球団広報部は「子供に関する家族の件で」とだけ明かし、あとはプライベートなため詳細は不明だ。
2月9日
この日は新たなポジションを模索する選手が現れた。
キャンベルがシートノックではじめて一塁の守備についた。
まずまずの動きを見せた新外国人は、さらに二塁の守備練習も志願している。
これに対して金本監督は以下のようにコメント。
「彼は器用な選手なんでね。
外野も二塁もやってみたいということなんで。
いろんなポジションを守れたら、いろんな選択肢ができますから。
積極的だから、都合がいいわね。やりやすい」
サードで固定したほうがいいと思うのは私だけだろうか。
もう『フレキシブル野球』にはうんざりしている。
はやくポジションと打順を固定して欲しいと願う。
あくまでもキャッチャーにこだわる原口も一塁のシートノックに参加した。
野手陣では最後まで居残り練習をして、本塁への送球を念入りに確かめていた。
スタメンオーダー予想の記事「阪神タイガース2017開幕スタメンオーダー予想」でも紹介しているように、原口は一塁で固定すべきだと思う。
ブルペンではドラフト2位の小野泰己が指揮官から実力を賞賛された。
「ドラフト1位以上の価値がある!」と金本監督もご満悦だった。
第3クール
2月11日
キャンプもすでに第3クールを迎えた。
この日は今キャンプ2度目となる紅白戦がおこなわれた。
野手でアピールしたのはドラフト5位ルーキーの糸原だ。
紅組の「2番遊撃」でスタメン出場すると岩田から2安打1打点、さらに盗塁も決めた。
左投手でも苦にしない打撃をアピールしたルーキーの今後に期待しよう。
投手陣では秋山拓巳と岩貞祐太の好投が目立った。
まず秋山は紅組で先発し、2回を投げ無安打無失点に抑え、最高の結果を残した。
いっぽうの岩貞は紅組2番手で登板した。今年の初実戦となったが2回を1安打無失点に抑える好投を見せた。
気になる糸井嘉男のケガについてだが、回復の兆しが見えてきた。
右膝関節炎のため別メニュー調整中だが、打撃練習を再開して、最後の1球はフルスイングする場面も見てとれた。
さらに屋外トレーニングもおこない、ランニングや30メートルダッシュをおこなった。
そんな中、心配なニュースが入ってきた。
外野手の横田慎太郎が頭痛が治まらないことにより、沖縄・宜野座の1軍キャンプから離脱した。
近日中に病院で検査を受ける予定だ。
2月12日
翌日に初の対外試合となる横浜DeNA戦を控えるこの日、新戦力が翌日に向けたアピールを続けた。
まずは新外国人のキャンベル。
みずから横浜との試合へ出場を志願して、「5番・DH」で出場することが確定的となった。
金本監督は「本人からの志願。何でかは向こうに聞いて」と理由までは明かさなかったが、意欲的に実戦に参加するのは良いことだと思う。
しかし、まわりからの評価があまり高くないキャンベルがどれだけの数字を残すか楽しみではある。
評価が高くない外国人ほど結果を残したりするものだ。
この日も本職のサードに加えて、セカンドの練習にも参加した。
しかし打撃練習では、サク越えはなかった。
そんなキャンベルの打撃練習の対戦相手投手をつとめて評価を上げたのがドラフト2位の小野だ。
速球で何度もキャンベルを差し込む場面があった。
他球団のスコアラーも警戒MAXレベルに達したというほどに小野は良いものをもっていそうだ。
2月13日
この日は今年はじめてとなる他チームとの対外試合がおこなわれた。
阪神1―4DeNA(13日・宜野座)
阪神タイガースは残念ながら負けてしまったが、キャンプの調整でたしかな手ごたえを見せてくれた。この試合でとくに目立った投手1人と野手1人を紹介する。
まずは投手だが、なんと言っても藤浪だ。
2番手として登板した藤浪は2イニングをパーフェクトに抑えて2三振を奪う好投を見せた緩急を上手く使った進化版藤浪晋太郎を見せてくれたような気がする。
視察に訪れていたWBC日本代表の小久保監督も状態の良さを絶賛していた。
「新しい藤浪という感じ。非常にまとまっていました」
つぎに打者では北條が3安打猛打賞の活躍を見せてくれた。
1番・遊撃で先発出場した北條は三回の第2打席に左中間を破る二塁打を放つと、その後はバットから快音がとまらなかった。五回には2番手の平良からセンター前に八回の第4打席にも左翼線を破る二塁打をはなった。長打2本という素晴らしい結果に金本監督は
「(打撃が)小さくなるようなことはさせたくない。
バントをするような2番にも…。将来はクリーンアップを打たせたい。
そういう可能性があるから」と、北條の可能性を語った。
2月14日
バレンタインデーということで、阪神タイガースでいちばんチョコレートをもらったのは誰かというのが気になる。
なんと1位は矢野コーチだった。
これは宿舎に届けられた数なのだが、選手じゃないの?と驚いた。
1位:矢野コーチ(11個)
2位:金本監督(9個)
3位:鳥谷選手(8個)
手渡しのチョコレートはカウントされていないので、実際には選手たちはチョコを多くもらっていた。
とくに北條と高山が人気だったようだ。
~最後に~
阪神タイガース2017年の開幕スタメンオーダーを予想した記事と、
開幕ローテーション予想をした記事もあわせて確認してほしい。