金本監督は、第3クールから2軍との選手入れ替えを断行していく考えを明かしました。
金本監督は記者に対して「入れ替えはしていきたいね。ただ、現状は落とす選手がいないんだよね。1軍の選手は皆、いいので。名前が出ない。あ、そんなこと言ったら、あいつらが甘えるか…。落とす選手は何人かいる!!」と言いました。
あくまでも実戦を見ながら判断していくそうですが、誰が落ちて、誰が上がってくるのか気になります。
今回は僕なりに予想してみました。
二軍からの昇格候補
もともとは一軍キャンプスタートが予定されていたドラフト1位の高山選手ですが、昨年10月末に右手有鉤(ゆうこう)骨骨折手術を受けたこともあって2軍キャンプからスタートしました。
首都大学リーグの安打記録保持者の実力は本物で、掛布二軍監督はすぐにでもゴーサインを出せるような体制です。
あとは本人とコーチやトレーナーの判断で、20日に予定されている西武二軍との練習試合に出場してみて順調であるなら、1軍行きが検討されているようです。
球団関係者は「状態さえ良ければ最終クールで沖縄に呼ぶことに支障はない。2軍もキャンプを終えたあとだからね」と話しています。
2軍は2月24日に高知の安芸キャンプを打ち上げますが、翌25日にも高山選手を沖縄の宜野座1軍キャンプに合流させる予定です。
2軍はキャンプ打ち上げ後はまだまだ寒い鳴尾浜で球場で調整することもあり、ケガした右手首への配慮も踏まえて、温暖な沖縄で調整できることも高山選手一軍キャンプ合流のプランということになります。
早く一軍キャンプに合流して実力を出す姿を見てみたいですね。
そして昨日の韓国ハンファとの練習試合で3安打猛打賞の活躍を見せた板山祐太郎選手も昇格のチャンスをぐっと引き寄せたと言えます。
キャンプ開始以降、目覚ましい成長を遂げている板山選手は二軍の第1クールには高山選手と同様にキャンプMVPに選ばれました。
打撃での評価は上々ですが、本職の外野手のみならず、サードの守備練習も始めさせたということもあり、一軍での起用目処が立てば、沖縄組もウカウカしてられません。
高山選手同様、一軍での活躍を見てみたい選手です。
一軍からの降格対象
打者では横田選手が降格ラインにいるのではないかと思います。
3年目の外野手は、ここまで結果を残せていません。
第2クール中に3度行われたシート打撃でも3打席で快音なしでした。
横田自身も「まだまだ全然、1軍のレベルに達していない。もっと練習しないといけません」とコメントしています。
金本監督は「落とす対象の選手は何人かいる」と言い切っています。
名指しこそしませんでしたが、その対象になっていてもおかしくありません。
11日の紅白戦でも結果を出せなかっただけに、ますます高知行きが現実味を帯びてきました。