ルーキーの中で唯一の一軍宜野座キャンプに胎動しているドラフト2位の坂本誠志郎捕手が、定評のあった守備に加えてバッティングでもアピールをしています。
脱落することなく、積極的に正捕手争いに食い込んでいます。
さらに11日におこなわれた紅白戦では、初の実戦デビューとなり、白組の9番・DHでスタメン出場しました。
初打席でプロ初安打&初打点をマーク!
2回ツーアウト、一、二塁の場面で回ってきた初打席で、紅組先発の岩貞に対して、カウント3-1から三遊間を抜けるヒット!
二走の横田が一気に本塁に生還して、プロ初打点もつきました。
この日は、立ち見が出るほどにファンが詰めかけていて、盛り上がりをみせた観客席から温かい拍手がわき起こりました。
甲子園で大歓声を受ける日も、そう遠くないでしょうね。
では、その場面を見てみましょう。
坂本選手は「良い球がきたら1球目からいこうと思っていたけど、ファーストストライクを見逃してしまった。カウントが悪かったのでどんどん打ちにいこうと思っていました。実戦の方が(練習よりも)入っていきやすかった。積極的にいって初めてわかることもあるので、今後も積極的にやっていきたいです」とパーフェクトな回答でした。
守備でもアピール成功!
守備では四回からマスクをかぶりました。岩崎投手と1回、鶴投手と2回バッテリーを組み、3回を無失点に導きました。
ストライクゾーンを広く使ったリードで、しっかりと守備面でもアピールすることに成功しました。
鶴岡、梅野、岡崎との正捕手争いはバチバチ状態に入ってきましたね。
さらに翌日の練習では、ブルペンで投手の球を受け終えた後に、今年から導入される新ルールを確認するために審判の元へ。
本塁での衝突を禁止するコリジョンルールにおける捕手のポジションなどを確認するためでした。
「どれが良くて、どれがダメなのか。現時点での確認です。難しいが、ルールの中でできるようにやっていきたい」としっかりと順応するために意欲的でした。
さらに現在の自分の立場も踏まえたコメントも素晴らしいです。
「競争は横一線と言われている。生き残っていくために、しなければいけないことがたくさんある」
守備と打撃の両方でアピールを続けて、開幕一軍を勝ち取れるか見物です。