今年で37歳になる12年目の能見投手は、これまで阪神タイガースの先発の柱として投手陣を支えてきました。
開幕投手を過去に3度任されるなど、エースとしても活躍してくれています。
そんな能見投手も今年で37歳になります。見た目が若いから、もうそんな年になるのかと驚いてしまいます。
それと同時に、1年間先発投手としてローテーションを守れるのか?という疑問も抱いてしまいます。
ここまでのキャンプ情報も見ながら、今年の能見投手を予想してみます。
突如おおきく崩れる投球をいかに減らせるか
能見投手はこれまでの11年間で184回先発登板していて84勝70敗という成績です。
ここ2年間は負け越しが先行しており、勝ち星を積み重ねることができていません。
それだけに今年に掛ける思いも強いでしょう。
どうしても気になるのが、それまで素晴らしいピッチングをしていたのに、突如、人が変わったように大崩れしてしまう時があるということ。
そしてやはり1年間を先発として戦い抜くスタミナも問題として気になります。
2015年は防御率3.72で、リーグの規定投球回達成者の中では最下位の数字でした。
セリーグの打者が能見投手のことを知り尽くしているのも原因の1つかもしれません。
また、シーズンの終盤には故障離脱したオスンファンの穴を埋めるために中継ぎで登板するケースもありましたが、打ち込まれて沈没しまくっていました。
ヤクルトのリーグ優勝を決められた瞬間も、能見投手が投げていました。
2016年の能見篤史を予想
今年も先発投手のローテーションに入ることを第1目標として、ここまでのキャンプで練習を重ねてきた能見投手。
右の藤浪とメッセンジャー、左の岩田と能見という4人は余程のことがない限りはローテーション確定です。
あとは1年間そのローテーションを守れるかどうか、勝ち星を重ねられるかどうかです。
10勝8敗ぐらいの成績を残せれば御の字といえるかもしれません。
勝ち越しを4つ以上作れるようなら、阪神の優勝が現実味を帯びてきます。
これまでのキャンプでは、紅白戦に一度登坂しています。
2回を投げて1失点、今成選手にタイムリーを打たれています。
能見投手は試合後に「思ったより良かった。しっかり投げられたと思う」と順調に進んでいることをコメントしました。
金本監督からは「技巧派になるな」と求められ、ストレートに磨きをかけるキャンプでの練習となっています。
能見投手の復活次第で、今年のタイガースの成績が大きく変わるでしょう。
優勝へ向けて、10勝5敗ぐらいの成績を残して欲しいです。