今回は投手陣のキャンプ事情を見ていきたいと思います。
歳内宏明、秋山拓巳、鶴直人の3投手をピックアップしました。
2016年春期キャンプをどのように迎えているのか、その情報です。
歳内宏明は中継ぎ一本でここまでの調整は順調!
まずは今年で23歳を迎える歳内投手から。
5年目を迎える歳内投手は、これまでに先発として登板する機会が多く、先発の調整をおこなってきましたが、昨年は中継ぎとしてプチブレークをしたこともあり、今年は中継ぎ一本で挑むようです。
11日の紅白戦では1回を1安打無失点と中継ぎとしては及第点となる投球をみせてくれました。
「腕は振れていたのが、よかった。きょうは、カーブやフォークは投げていないので、どんどんブルペンや実戦で使っていきたい」
今季は開幕一軍を目指して、安藤、福原のベテラン中継ぎ投手を助ける為、いや追いやるぐらいの活躍を見せてくれることを願います。
また本人も「去年、一昨年と違って先発はないので。去年のことを生かしながらやっていきたい」と気持ちを切り替えたコメントをしました。
なかなか思うようにいかない秋山拓巳
今年で25歳になる秋山投手ですが、これまで期待されながらも、思うような成績は残せていません。
11日の紅白戦では紅組の2番手として三回から登板した秋山投手は2回を投げ3安打2失点と不安な結果になりました。
三回ノーアウトから荒木、西岡に連打を許すと、ワンアウト後にヘイグにライト前2点タイムリーを許しました。
それでも「立ち上がりに打たれて、考えてしまったけど、球は悪くなかった」と前向きな発言でした。
次回の登板はまだ決まっていませんが「同じことはなるべくしないようにしたい」と話していました。
これまでの6年間、先発として24回登板して、5勝10敗という成績です。
ステップアップが見込めないと、もしかするとこのまま・・・
そんな事態にならないように、今年は飛躍の年になることを期待したいです。
鶴直人は中継ぎとして花を咲かせられるか?
今年で29歳になる9年目を迎える鶴直人投手は、ここまでのキャンプはまずまずのようです。
紅白戦では、2回を1安打無失点に抑えて、首脳陣へのアピールに成功しました。
さらに今回のキャンプから取り組んでいる金村投手コーチ直伝の新球スライダーに手応えをつかんだ様子で、「スライダーを試せるかなと思っていた。よくなっている」と成長する自分に手応えを感じています。
さらに「勝負の実戦に入ってくる。ストレートでも押していけるように」とまだまだこれからアピールを続けていく覚悟も話しました。
今年は中継ぎとして、勝ち試合での登板を任せられる投手になるためにキャンプや実戦でしっかりと結果を残して欲しいと思います。