阪神青柳が台湾ウインターリーグで最優秀投手に!

2016年12月19日

台湾でのアジア・ウインターリーグに出場していた青柳、石崎、横山、坂本、横田の5選手が帰国した。

この中で大会を通して素晴らしい投球を披露し、リーグの投手MVPに輝いた青柳には、来年さらなる飛躍を予感させられる。

昨年MVPを獲得した岩貞が今年ブレイクした前例があるだけに、青柳もそれに続く活躍を見せてくれるに違いない。

青柳は6試合に登板し、3勝0敗1セーブ、防御率1・45と先発、中継、抑えと与えられたすべての場所で抜群のピッチングを披露してくれた。

シーズン中盤から一軍で登板を重ねると、着々と一歩ずつ成長を感じさせてくれている。

青柳が投手MVP!盗塁王の横田とセーブ王の石崎!

見事に投手MVPを獲得した青柳だが、課題もまだまだある。

何と言ってもスチールを許しすぎた投球モーションの改善が一番改善が必要な要素だろう。

今季登板した13試合で、16回盗塁を企図されて、13回相手に盗塁を許した。

シーズンオフに入ってからは、クイック投球の精度向上と、けん制の技術向上に取り組んでいて、秋季キャンプでは成長した姿を見せてくれた。

台湾ウインターリーグでは課題克服に向けた兆しも見せてくれたので、来年はさらに進化した青柳を見ることができるかもしれない。

帰国後のインタビューに笑顔で答えた青柳。

「『岩貞はこれ(投手MVP)を獲ったから10勝できたんだ』と台湾人が言ってきましたよ。来年は2桁(勝利)を狙うので。まずは開幕からローテーションを狙っていきます」

コメントでの意気込みからも自信がついたことが実感できる。

また、同じく台湾ウインターリーグで活躍してセーブ王のタイトルに輝いた石崎も来季は守護神の座を狙っていて、その地位をグッと手繰り寄せた感じがする。

ウインターリーグで5セーブを挙げた安定感のある投球を引き続き維持できれば、新しい守護神の誕生となるかもしれない。

さらに打者では横田が頑張っていた。

10盗塁を記録して盗塁王を獲得した上に、出場18試合で打率・379という好成績を残した。

さらに課題だった長打力にも一筋の光明が見えるような一撃を放っている。

来季のレギュラーは現状では極めて厳しい状況だが、諦めるわけにはいかない。

さらなる成長した姿を金本監督に見せて、外野手の一角に名前を連ねることができるか注目だ。

ウインターリーグで放った横田のホームラン動画を下記にリンクした。

若虎が確実に成長した姿を見せてくれた今回のウインターリーグ、来年のチーム力の底上げを確信した。