史上最速でセ・リーグのペナントレースを制した2025年の阪神タイガース。22歳の高寺望夢選手はその中でキャリアハイを大きく更新する一軍試合出場機会を得ており、3割を越える出塁率で爪痕を残しています。
今回は高寺望夢選手が天才だという噂、宇宙人と呼ばれる理由、家族について調査しました。
高寺望夢は天才?
高寺望夢選手について「天才」と呼ばれているという噂があるようです。2020年にドラフト7位という下位で入団した高寺望夢選手、現時点ではタイガースのレギュラーとしてバリバリ活躍している訳でもなく、「天才」と評価される分かりやすい理由があるようには思えませんが⋯⋯。
2022年1月に、高寺望夢選手を「阪神スター候補生」として取り上げるネットニュースがあったのですが、その中にファームを中心に見ていた記者が「高寺選手はすごい、天才」と語っていた、という記述がありました。その理由はどこにあるのでしょう?
高卒ルーキーで特出した数字を残した
2022年の1月というと、時期的には高寺望夢選手がルーキーイヤーを終えた後のオフシーズン、高寺望夢選手は高卒でプロ入りしており、まだ20歳にもなっていないという時期です。同年の高寺望夢選手は二軍で58試合に出場、打率.162と目立った数字は残せませんでしたが、オフのみやざきフェニックス・リーグという教育リーグで13試合に出場、29打数16安打という大活躍を見せたのです。打率にして実に.522、高卒ルーキーとしては特出した数字といえます。
チームメイトからも絶賛の声が
打撃内容も、追い込まれてから左右にファウルで逃げることができ、甘く入ったボールは広角に打ち分けられ、逆方向に外野の頭を越すような打球も放つなど、一年目とは思えないようなバッティングセンスを見せつけていました。
今では球界トップクラスのスラッガーとなった佐藤輝明選手も、年齢は違うものの同期入団の高寺望夢選手について、ブレイク候補選手として真っ先に名前を挙げ、「良いバッティングをする。エグい」と評価していました。ルーキーイヤーの鮮烈な印象が、高寺望夢選手に対する「天才」という評価の正体なのかもしれません。
高寺望夢は宇宙人?
高寺望夢選手について、「宇宙人」と呼ばれているという噂もありました。こちらは調べてみた所、なんと藤川球児監督のコメントが高寺望夢選手宇宙人説の元となっているようなんです。
2025年、新たにタイガースの監督に就任した藤川球児監督は同年の春季キャンプの野手MVPに高寺望夢選手を選びました。その際に高寺望夢選手を褒めるコメントの中で「ちょっと宇宙人ですけど」とコメントしたのです。その真意はどこにあったのでしょう。
往年の宇宙人プレーヤー糸井を連想?
藤川球児監督は高寺望夢選手について「糸井っぽいところがありますね」と語っています。「糸井」というのは、タイガースでもプレーした往年の名選手、糸井嘉男さんですね。2013年のWBC日本代表の一員であり、圧倒的な身体能力で5度のベストナイン、7度のゴールデングラブに輝いた超人、糸井さんは、かなり天然な性格でも知られています。
ある程度自らふざけたり、冗談を言ったりするところも糸井さんの特徴ですが、高寺望夢選手も「けっこう、ふざけるんで」と語るなど明るい性格の様子。そういった所に糸井さんっぽさを感じたのかもしれません。「宇宙人」というのは糸井さんの代名詞、高寺望夢選手も糸井さんから宇宙人を連想させるのでしょう。
プレーでも糸井のように
糸井さんに例えられた高寺望夢選手は「目標の選手。うれしいっすね!」と笑顔を見せており、本人もポスト糸井さんに前向きのようです。野球選手であれば性格ではなく野球の成績で糸井さんのような活躍を見せなければなりません。高寺望夢選手のプレーについて藤川球児監督は「外野も含めて非常にアグレッシブなプレーヤーになりそう」と期待を寄せており、糸井さんのように身体能力の高さを見せる場面も目立ちます。
また「あっけらかんとした性格でミスを引きずらない」のも高寺望夢選手の良さなのだとか。宇宙人っぽさを感じさせる長所も、高寺望夢選手の武器です。
高寺望夢の家族は?
高寺望夢選手については、お父さんの情報は特に見当たりませんでした。お母さんについては情報があり、お名前は智江さん、年齢は2025年で51歳前後、30歳ぐらいの時に高寺望夢選手を出産されたということになります。
自宅でドラフトのテレビ中継を見守っていたお母さんですが、なかなか指名されずに不安だったそう。遂に高寺望夢選手が指名された際には「その瞬間に涙が出た」と語っていました。高寺望夢選手はドラフト7位、支配下の中では、球団によっては指名を終え始める順位ということもありかなり後半、それだけ不安も大きかったのでしょうね。
兄弟は兄と弟がいる
高寺望夢選手にはお兄さんと弟さんがいます。お母さんと共にドラフト会議の日に神社に参拝してくれたというお兄さんは、高寺望夢選手の3歳上でお名前は歩夢さん、センターとして高校野球で長野県大会優勝を果たした野球選手でした。高寺望夢選手はお兄さんが大好きで、子供の頃からお兄さんとなんでも対等にやりたがったそう。高寺望夢選手が野球を始めたのも、先にお兄さんが少年野球をしていたからなのかもしれません。お兄さんは高校卒業後は会社員になっています。
弟さんは、名前について、「育夢」さんだとする情報がありましたが、それ以外の情報は特にありませんでした。
高寺望夢の経歴
小学一年生で野球を始めた高寺望夢選手は上田西高校で一年春からベンチ入り、3年の時にはプロ志望高校生合同練習会で存在感を示し、ドラフト7位でタイガースから指名されました。上田西高校から直接プロ入りした事例は高寺望夢選手が初めてのことだったそうですよ。
2022年、高卒二年目ながら一軍に8試合出場した高寺望夢選手は、同年のCSでもスタメン出場を果たしました。しかし2023年、2024年は一軍出場を果たすことができず、それでも2024年のウエスタン・リーグではリーグ最多安打を記録しましたよ。2025年シーズンは1軍での出場機会も大幅に増えています。
出展:サンテレビ
最後に
今回は高寺望夢選手の天才と呼ばれる理由や宇宙人と呼ばれる理由、家族について紹介しました。セ・リーグで圧倒的な強さを見せつけたタイガースの中にあって、存在感を見せつつある高寺望夢選手。来シーズン以降は更に出番を増やし、タイガースの未来を担う選手へとなっていくかもしれませんね。