あっ、ヤバいかも。
ヒヤヒヤさせられた場面が
6回の甲子園に訪れます。
それまで完璧な投球で抑えていた
先発のメッセンジャーが、
突如として乱れました。
これは悪い時のメッセが顔を
覗かせるんじゃないか。
恐る恐る見ていましたが、
メッセンジャーは踏ん張りました。
セ・リーグトップタイの奪三振!
4者連続三振を奪うなど、
五回までパーフェクトピッチでした。
ところが、6回に先頭を
フォアボールで歩かせてから、
まさかの4連打。
メッセ自らのミスが出て、
帽子のひさしの水を
手でピゃッと振り払う仕草を見て、
あぁ、いらだってらっしゃる。
と不安を覚えました。
それでもその後は、なんとか
踏ん張りましたね。
梶谷はファールフライ。
筒香は空振り三振。
最後の宮崎はサードの北條が
ファインプレーで
アウトにしてくれました。
試合後のインタビューでは、
「マウンドに上がる以上、いつも『勝ちたい』という強い気持ちを持っている。最近、チームも厳しい試合が続いていたし、なんとか勝ちたかったよ」
それでもピッチング内容を
振り替えると、
「今年一番の内容だったが、6回、自分のピッチングができなかったので、なんとかリードをあるまま抑えられたのは良かったんですが、悔しいです」
と、悔しさもにじませました。
お立ち台では雨の中、
最後まで残って応援してくれた
ファンに対して、
熱いメッセージをくれました。
「皆さんは日本で一番のファン。いつもすばらしい声援をありがたく思っています。なんとかチームとしても、巻き返していきたい」