なんとか勝った。
本当にフラフラになりながら、
なんとか勝てた状態の試合でした。
2点リードを追い付いたのは、
なんとか粘って相手から
連続押し出しを引き出して
同点に追い付いきました。
投手陣も粘りを見せて、
ソフトバンク打線をギリギリの
ところで抑えました。
そして9回、サヨナラの場面。
打席には福留選手。
俊介の見事な二盗を決めた直後
「勝ったな」と思いました。
しかし。
抗議!ソフトバンク勝利への強い執念
ランナー2塁の場面で、
福留選手がレフト前に抜ける
ゴロヒットを放ちます。
2塁から俊介選手が一気にホームへ。
球審の判定はセーフ。
見事に試合を決めました。
盛り上がる一塁ベンチを横目に、
ソフトバンクの工藤監督は
審判団にリプレー検証を要求。
「帰れコール」が起こり、
甲子園は異様な雰囲気に
包まれました。
ファンとして勝利を願う気持ちが
強いが故の帰れコールです。
この行動に関しては、
僕は良いことだと思います。
でもね、見習うべきは
ソフトバンクの勝利に対する
執念です。
めちゃくちゃ勝ってるんだから、
今日ぐらい、ええやんけ!
と思いましたが、
工藤監督はじめソフトバンクの
選手からしたら、
落としていい試合なんて
1試合もない!
ということでしょう。
これはほんまに阪神にも見習って
欲しい部分ですね。
強者の哲学ですから。
結局、審判団は映像で
アウトかセーフをチェック。
4分間の検証後、球審の橘高は
「コリジョンプレーはなく、
判定通りセーフといたします」と
マイクで場内に説明しました。
改めて、歓喜に沸く甲子園。
なんとかこの1勝で、
チームの状態が上向けば良いですね。