1軍紅白戦2016結果速報2月14日

阪神タイガースが今季チーム初実戦となる紅白戦を14日に沖縄の宜野座球場で行いました。

白組と赤組のスタメンと先発投手は以下です。

沖縄・宜野座球場 (13:10開始)

紅組

1番大和
2番緒方
3番西岡
4番新井
5番ペレス
6番梅野
7番横田
8番小宮山
先発能見

白組

1番上本
2番北条
3番今成
4番陽川
5番江越
6番荒木
7番中谷
8番岡崎
9番坂本DH
先発藤川

試合内容

試合は8イニングの特別ルールで行われ、白組が4-0で勝利しました。

投手陣の結果

注目はなんといっても白組の先発として登場した藤川球児投手です。

2回を1安打、1四球、1奪三振で無失点という結果でした。

序盤はストレートが高めに浮く場面もありましたが、次第に低めに集まりだしてコーナーをつく投球も見られたので、素晴らしい結果だったと思います。

変化球もフォークがキレがあって良かったですね。

あとはスタミナがどこまで持つかがカギでしょうね。

一方の赤組の先発は能見投手

2回を2安打、1四球、2奪三振で1失点という内容でした。

初回先頭の上本にレフトへのヒットを許すと、ノーアウト一塁から今成の打球をレフトのペレスが後逸する不運な二塁打で先制点を許しました。

しかし、その後は追加点を許さず、1失点で切り抜けます。

二回は中谷選手を変化球で空振り三振、岡崎選手をニゴロ、坂本選手を138キロの直球で空振り三振で、3者凡退としっかり修正しました。

このへんはさすがですよね。

そして藤浪晋太郎と開幕投手争いをしているメッセンジャー投手も、今日実戦初登板しました。

紅組の2番手で三回のみの1イニング登板となりました。

先頭の上本にヒットを許しますが、盗塁死などもあって、打者3人に対してストレートのみの5球だけでこの回を終わらせて、今年の初登板を終えました。

まぁ、これだけなら何とも評価しにくいですが、メッセンジャーに関しては問題ないでしょう。

さらに新加入した投手が次々とベールを脱いでいきました。

中日からFAで加入した高橋聡文投手は、紅組の5番手で七回から登板しました。

いきなり上本選手にライトオーバーの三塁打を浴びるなど、無死二、三塁のピンチを招きましたが、ここからが圧巻でした。

今成選手を変化球で見逃し三振に、さらに陽川選手を空振り三振に、最後は江越選手までも空振り三振に斬ってとり、1回を無失点に抑えました。

ピンチになると力を発揮するタイプなのかな、と思います。

かつての久保田投手みたいで、見ているこっちはヒヤヒヤしますよ。

続いては、守護神候補のマテオ投手です。

白組の3番手で四回から登板しました。

先頭の新井選手をスライダーで空振り三振に斬ってとり、続くペレス選手は遊ゴロ。

梅野選手にはセンター前ヒットを許しましたが、最後には横田選手を三ゴロに打ち取りました。

1回を1安打、1奪三振で無失点に抑えマウンドを降りました。この日の最速は151キロでした。

実戦初登板は上々の出来でしたね。

ほろ苦いデビューになったのは、同じドミニカ出身のドリス投手です。

1回を4安打、3失点と悔しい結果になりました。

紅組の3番手で四回から登板しました。

ワンアウトから江越選手に右中間への三塁打を許すと、続く荒木選手にライトへタイムリーを許します。

さらに続く中谷選手にもレフトへタイムリー、もう頭グラグラ状態になりながら、上本選手にもタイムリーを浴びて3失点目を献上しました。

野手陣の結果

この日のMVPはなんといっても上本博己選手です。

4打数4安打の大アピールに成功しました。

西岡、大和とセカンド争いをしている上本選手が加速しましたね。

この日は、白組の1番セカンドでフル出場しました。

初回に能見投手からレフトへヒットを放ったことをきっかけに、バットが止まりません!

三回はメッセンジャーからセンターへ、四回はドリスからライトへタイムリー、極めつけの七回には高橋投手からライトオーバー三塁打と、大スパーク!

この状態をキープしてレギュラー奪取してくれ!

それにしても紅白戦って投手が抑えれば打者の心配しちゃうし、打者が打ちまくると投手が心配になるから、見てて複雑ですね。