阪神タイガースは2015年12月10日にオスンファンとの契約交渉の終了を発表した。二年間9回のマウンドを死守してきた守護神に別れを告げた。
問題となったオスンファンの賭博問題については「オスンファン(呉昇桓)も賭博に関与?残留かメジャーか逮捕か」の記事を参考にしていただくとして、ここでは割愛します。
同日、金本監督をはじめとした球団首脳陣が本部にて緊急会議を開催、新守護神候補となる外国人選手を1人に絞ったことが発表されました。
しかし肝心の候補が誰なのかはまだ明かされていません。
そして球団側の発表では「まだ報道されていない選手」というヒントが発表されました。
つまり、これまで報道された元ヤクルトの「バーネット」、元広島の「ヒース」ではないということになります。
さぁーて困った。
予想するという楽しみが増えてしまったじゃないすか!
ということで、またまた自由気ままに予想してみたいと思います。
阪神タイガース守護神の条件
守護神の条件を考えてみたところ、阪神タイガースの守護神には2つ条件が必要なんだと思います。
1つ目の条件は何か?
少し過去を振り替えってみます。
阪神タイガースの9回を任せられてきた歴代の守護神の中で最も功績をあげたのは言うまでもなく藤川球児です。
彼の武器は来るとわかっていても空振りしてしまう火の玉ストレートという愛称まで付いた直球でした。
数々のバッターを討ち取り、試合の最後の戸締まりを忘れることなくしてくれた藤川球児が積み上げたセーブの数は222!
抑え投手には絶対的な武器が必要!
それはオスンファンにも当てはまります。
わずか2年間で80ものセーブをあげたオスンファンにも確固たる武器があった。
それは石直球と言われるストレートだ。
では阪神タイガースの抑え投手には絶対的なストレートを持っているということが条件だと言えるのか?
その答えは半分正解で、半分間違い。
なぜなら藤川とスンファンの絶対的な武器がストレートだったという要素は、たまたま共通していたというだけだからです。
絶対的な武器がかならずしもストレートであるという必要はない。
中日ドラゴンズの絶対的抑え投手だった岩瀬仁紀の武器はスライダーでした。
ニューヨークヤンキースの絶対的クローザーのマリアーノリベラの武器はスプリットです。
何かがあれば良い。何かひとつ抜きに出た、絶対に相手打者を抑えられる球がひとつあるというのが第一条件だと言えます。
2つ目の条件は何か?
先に答えを言います。
2つ目の条件とは忘れやすい性格だと思います。
起こった事実に対して気にしない、「何それ?忘れちゃったー」ってぐらいのユルい性格が必要です。
なぜか?
それは抑え投手という特殊な持ち場の宿命を考えれば導きだされる答えだと思います。
抑え投手は与えられた仕事をしっかりとこなしても、「抑えなんだから当然」と毎日毎日ホメられることはありません。
でもですよ。でも。
救援に失敗した時にはめちゃくちゃ叩かれるんですよね。
なんか可哀想なぐらいに。
この特殊な抑え投手の仕事ぶりですが、会社にもこういう持ち場の人がいるんですよ。
それは経理だと思うんですね。
経理の仕事って、お金が合っていて当然と見なされて、1円でもズレると「なんでそうなるんだ?」と責められるツラい立場かなと。
すごく抑え投手と似ています。
つまりはメンタルの強さ、さらに言うと「オレ知ーらね、明日はまたがんばるよーん」ぐらいの軽さがないと続かないと思います。
ましてや人気球団の阪神タイガースの守護神ともなれば重圧はハンパないですからね。
すべての出来事を真剣に捉える真面目な投手に抑えは務まりません。
ということで2つ目の条件にはこの「忘れっぽい重く受け止めすぎない軽い性格」が求められると思います。
あくまでも個人の考えなんで、絶対正解とは言えませんけどね。
そこでこの2つの条件を持っている選手として私が候補にあげた人物、ブロードウェイ投手とはどんな人物なのか見てみましょう。
マイク・ブロードウェイとは?
プロフィール
名前:マイケル・アレン・ブロードウェイ(Michael Allen Broadway)
国籍:アメリカ合衆国
生年月日:1987年3月3日 (28歳)
身長/体重:195cm/98kg
投球/打席:右投/右打
所属:サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下3A
ポジション:投手
2015年成績
2勝0敗 13セーブ
防御率:0.93
イニング:48.1
被安打:25
被本塁打:6
奪三振:64
メジャー経験は浅いが、3Aでは確かな実績を残している。
スライダーと直球が武器になるという絶対的な球が2つもある。
メンタルも申し分ないと思われる。それは数字を見ての判断しかできないが。
それでは、動画をご覧ください。
どうですか?なかなかいいストレートとスライダーですよね。
今回は勝手に予想してみましたが、2016年の阪神タイガースの守護神がいったい誰になるのか。
今後の動向に注目してみましょう。