2016年9月6日 甲子園
阪神2-4巨人
今年は育成の年なんて軽い言葉で済ませて欲しくないです。
金本監督も以前から発言しているように勝ちにこだわるというのがチーム力を上げる大前提にあると、僕も思うので。
勝てない、打てない、守れない。
ないないずくめで、どうやってチームを強くすれば良いのか見えてきません。
昨日の試合でジャイアンツに負けて今季の勝ち越しがなくなり、借金はワーストタイの「15」になりました。
また、巨人戦の5年連続負け越しも決まってしまいました。
ミスの連発で相手に勝利を献上!
ミスするのは人間だから仕方がないことだと思います。
しかし、肝心なのはミスしたあとにどうやってフォローするのか。
ミスしたあとにバットで取り返すとか、ミスしてピンチを招いたあとに三振を奪って切り抜けるとか。
ミスした選手自身がフォローする場合と、まわりの選手がフォローする場合。
ペナントレース上位にいるチームって、これができているチームなんじゃないでしょうか。
今の阪神はミスをしたあとのプレーが小さくなりすぎているように思います。
ミスがミスを呼び、フォローできないほどにミスを重ねてしまい、相手に得点を献上して試合を落とす。
昨日は勝負の流れを大きく左右したミスが試合中盤で起こりました。
0―2でビハインドの5回1アウト1、3塁。
クルーズが打った打球はバットを折りながら、二塁手である上本の正面へ飛ぶ平凡なゴロに。
誰もが併殺打でピンチ脱出を予想したが、上本からの送球が大きくそれてジャイアンツに3点目を献上してしまった。
このあとタイガースは2点を返して2―3とし、なんとか食らい付いていたんですが、9回の守備でもミスから得点を献上して、そのまま勝利まで相手に献上する形となりました。
とくに最後の9回のミスは笑えない内容でした。
9回1アウト1塁から亀井が二遊間を破る中前打を放ち、1塁走者の片岡は2塁ベースで止まっていたが、柴田がファンブルするのを見て3塁へ。
アウトを1つ重ねて2アウトとしたものの、依然ランナーは1、3塁。
ここで、マテオが村田に投じた低めの変化球を、キャッチャーの原口が後ろにそらして、痛恨の4点目をプレゼントしました。
金本監督は試合後、次のようにコメントしました。
「ミスした方が負けとよく言うけど、その通り。今日みたいに3点もどうぞとプレゼントしていたら勝てるわけもない」
クライマックスシリーズ消滅も時間の問題!でも本気でいけ!
残り試合が15となり、借金も15で今年の勝ち越しがなくなりました。
現在3位にいる横浜DeNAとのゲーム差が5です。
残り試合、タイガースが5勝10敗という結果になれば、残り試合が同じの横浜DeNAが全敗しても同率ということになります。
つまり5勝10敗ペースだと、横浜が1つでも勝てばタイガースはクライマックスシリーズに進出できません。
現状のタイガースのチーム力を考慮して、一番良く見積もっても9勝6敗だと過程すると、横浜DeNAが3勝12敗の結果になってはじめて3位になれます。
さらに現状4位のヤクルトにも可能性が残されているため、状況は最悪ですね。
今年の戦いに関しては、ファンの間でも様々な意見が飛び交っています。
クライマックスシリーズに進出するべきではない、という意見も聞かれます。
でも、僕は思います。
行かなきゃ。
進出できる可能性があるなら、そこ狙わなきゃ。
チームとして、目標に向けて精進しないと本当に強いチームなんてできないですよ。
今年の広島カープは、本当に去年の土壇場での4位という結果が悔しかったから、チーム力上げて快進撃続けてるんだと思います。
それもこれも本気でクライマックスシリーズ進出を目指してダメだったからだと思うのです。
可能性あるなら、それこそ残り15連勝してやる!ぐらいの気持ちで挑んでほしい!