藤川球児の登場曲といえば?リンドバーグが選ばれたのはなぜ?

2026年のプロ野球もいよいよ開幕!今年のセリーグの優勝候補に挙げられるのは、やはり昨年圧倒的な強さを見せつけてリーグ史上最速優勝を果たした阪神タイガースでしょう。そんな阪神タイガースを率いるのは藤川球児監督です。

今回は藤川球児さんの現役時代の登場曲について紹介します。

藤川球児の登場曲はリンドバーグの名曲!

藤川球児さんが現役時代に使用していた登場曲は、4人組ロックバンド「LINDBERG(リンドバーグ)」の名曲、「every little thing every precious thing」です。

リンドバーグは1989年にメジャーデビュー、「今すぐKiss Me」などの楽曲で知られる日本でも有数の有名ロックバンドです。「every little thing every precious thing」は1996年にリリースされたリンドバーグの通算25枚目のシングルで、当時は日本テレビ系「第16回全国高等学校クイズ選手権」のエンディングテーマ曲などに起用されましたよ。

出典:TeichikuMusicChannel、LINDBERG.official.YouTubeChannel

元々は陸上選手のエピソードを元に作られた楽曲

今では野球のイメージが強い「every little thing every precious thing」ですが、元々はリンドバーグのボーカル、渡瀬マキさんが陸上選手、高野進さんのエピソードに感銘を受けて作った曲です(1991年の世界陸上選手権男子400mで日本人選手初の決勝進出の快挙を成し遂げ、決勝では7位に。高野進さんの妻が「私が彼に金メダルをあげたい」とねぎらいの言葉を掛けたというエピソード)。

歌詞を見ると「奇跡のゴール信じて今大地を踏み出した」「風より自由にかけ抜けていった」など、確かに陸上選手の要素を感じさせるところがあります。

藤川球児はどうしてこの曲を登場曲に選んだ?

リリースから数年の時を経て、藤川球児さんがこの楽曲を自身の登場曲に選びます。入団2年目の2000年に結婚した女性(高校時代からの付き合い)がこの楽曲を愛聴曲にしていたそうです。交際中からの想い出の楽曲ということで藤川球児さんはこの楽曲を登場曲に選んだのですね。

また、藤川球児さんは「観客やファンにどうしたら自分を表現できるか」ということも熟考したそう。陸上と野球という競技の違いはあれど、アスリートにインスパイアを受けた楽曲ということで野球にマッチするところはあったのですね。歌詞にも「スタジアムに響き渡る歓声」などのフレーズがありますからね。

「every little thing every precious thing」が藤川球児の象徴に

「野球選手の登場曲」という括りでも、藤川球児さんの「every little thing every precious thing」はかなり有名な楽曲となりました。人気球団である阪神タイガースで、藤川球児さんが2004年頃から「勝利の方程式」入りを果たし、リード時の終盤という盛りあがる場面でマウンドに上がる際にこの楽曲が流れるので、タイガースファンの印象には強く残りますよね。

特にクローザーとなって9回のマウンドに上がり、毎回のように抑えて試合を勝利に導く役割を担っていたころには、この楽曲はタイガースの勝利の象徴に。この楽曲は藤川球児さんを象徴する楽曲になりました。

楽曲の人気再燃にもつながる

藤川球児さんの影響で「every little thing every precious thing」は人気再燃、2007年に藤川球児さんをジャケット写真に採用した再発盤シングルをリリースするに至りました。渡瀬マキさんは2007年のテレビの企画で藤川球児さんと初めて対面、登場曲であるこの曲が流れ始めてからブルペンを出るのがルーティンであることなどを聞いていますよ。

いつしか、甲子園ではファンが藤川球児さんの登板の際にメガホンを左右に振りながらこの曲を歌うというのが恒例の流れに。甲子園での数万人のタイガースファンの大合唱と共にスタジアムにこの曲が響き渡る後継に、渡瀬マキさんが感激の涙を流すという場面もありました。

藤川球児引退時や引退後の楽曲の扱いについて

2020年、藤川球児さんが現役を引退する際には、引退会見の翌日のタイガースの試合で先発を務めたガルシア選手が「every little thing every precious thing」を背にマウンドに上がるというサプライズを敢行。当時はベイスターズ所属だったもののかつて共に戦った大和選手も、藤川球児さんが帯同していた11月のタイガース対ベイスターズの試合でこの楽曲を背に打席に入りました。11月10日の藤川球児さんの引退セレモニーでも当然この楽曲が繰り返し使用され、セレモニーには渡瀬マキさんも参加しましたよ。

2025年には藤川球児さんの監督としての初の優勝決定を目前とした9回のマウンドに上がった岩崎優選手がこの楽曲でマウンドに上がりました。

OB戦でも「every little thing every precious thing」は健在

現役引退から監督就任までの2021年から2024年までの間は、藤川球児さんは球界のレジェンドOB達が集うOB戦にも度々参加しました。その際に藤川球児さんの登板時に流れるのも、当然「every little thing every precious thing」。OB戦を現地観戦するようなファンは必然的に熱心な野球ファン達であり、当然藤川球児さんが現役時にこの楽曲を使用していたことを知っている人たちばかりです。楽曲が場内に響き渡ると、それだけで球場全体が大いに沸きましたよ。それほど野球ファンを沸かせられる登場曲というのも稀な存在ではないでしょうか。

藤川球児タイガースの戦いぶりについて

コーチなどの経験を積まずに監督として現場復帰することとなった藤川球児さん。その監督就任を不安視する声も見られたものの、いざ最初のシーズンとなった2025シーズンは、近本光司選手、中野拓夢選手、森下翔太選手、佐藤輝明選手、大山悠輔選手の強力上位打線を軸に安定した戦いぶりを見せ、投手陣も充実、隙の無い戦いぶりでチームをリーグ史上最速優勝に導きました。

2025シーズンを制した面子から戦力流出も少なく、2026年も昨年同様の戦いを見せると期待されていますよ!

最後に

今回は藤川球児さんの登場曲について紹介しました。特にナイターゲームの試合の終了、タイガースの勝利が目の前となった9回に流れるメロウなメロディーが屋外の甲子園にはとても映えるんですよね!藤川球児さんの選曲は本当に素晴らしかったと思います。いつかまた球場でこの楽曲が流れる機会があれば嬉しいですね!