井坪陽生の評価は?これまでの経歴や兄弟仲についても調査

2025年シーズン、セ・リーグを独走する阪神タイガース。井坪陽生選手はプロ三年目にして初めて一軍出場を果たし、安打も記録しましたよ!来年以降も黄金期を作っていくことが期待されるタイガースの中で、井坪陽生選手にかかる期待は大きいです!

今回は井坪陽生選手の評価や経歴、兄弟仲について調査しました。

井坪陽生の経歴

井坪陽生選手はどのような道筋を経てプロへと進んだのでしょうか。井坪陽生選手のこれまでの経歴について紹介しますよ!

4歳で野球を始める

予定日より10日遅れて誕生したという井坪陽生選手は、体重4160グラムのビッグベビー。名前には「太陽のように周りのみんなを明るく照らす存在になってほしい」という願いがこめられているそうです。

4歳の時に、父の知人が地元の野球チームでコーチをしていた縁で野球に触れ、お父さんが息子に野球をさせたかったそうですが井坪陽生選手も野球に一目惚れ、自ら望んで野球を開始。小学3年生の時に硬式球に触れ、当時は投手をしていたそうですよ。

関東第一高校に進学

中学時代に硬式野球のクラブチーム、八王子シニアでプレーし、U-15アジアチャレンジマッチ日本代表にも選出された井坪陽生選手。高校は関東第一高校に進学し、1年秋に4番を務めました。3年間の間、甲子園の舞台に立つことはなかったものの、3年春の東京都大会で優勝、関東大会で準優勝を果たしています。高校通算本塁打数は堂々の32本ですよ。

「考え方や取り組みが甘い」という理由で、2年春、2年夏にはベンチを外されたことも。高校生には中々大きな挫折体験だったように思いますが、井坪陽生選手はこの経験を経てより成長したのですね。

ドラフト3位で阪神タイガースに入団

2022年のドラフト会議で阪神タイガースから3位指名を受け、高卒からプロの世界へ進んだ井坪陽生選手。近年のプロ野球では高卒選手は一年目から、二軍でもそこまで稼働することは少ない傾向にありますが、井坪陽生選手はなんと一年目から93試合に出場、主にファームで活躍する選手が選出されるフレッシュオールスターにも出場しました。

前半戦はウエスタン・リーグの打率レースでトップに躍り出るなど順調なスタートを切りましたが、後半には流石に疲れが出たのか失速。最終的な成績は打率.248、3本塁打、34打点、高卒ルーキーであれば十分すぎる数字ですね。

二年目にウエスタン・リーグで得点圏打率3割超え

二年目もウエスタン・リーグを主戦場とし、105試合に出場。打率は.275、得点圏打率は3割を超える活躍を見せました。高卒二年目の選手がこれだけの成績を残すと、正しくトッププロスペクトと呼べるでしょう。

同年の本塁打数は前年を一本下回る2本、同年の一軍出場は叶いませんでした。

2025年の成績は?

プロ三年目、春季キャンプを一軍で迎えた井坪陽生選手は、同年も二軍で上々の成績を残し続けました。一軍はセ・リーグで独走を果たし、8月にはマジックもついて優勝も確定か、という状況の中、井坪陽生選手は8月19日に自身初の一軍昇格を果たし、8番センターでスタメン出場を果たしました。同試合の一打席目で内野安打を放ち、プロ初ヒットを記録しましたよ。今のところ7打数1安打となっています。二軍では打率.265、本塁打2本を記録。出塁率.346で6盗塁も記録していますが、盗塁死も6回あります。

井坪陽生の兄弟は?

井坪陽生選手は3人兄弟の末っ子です。一番上は長女のようですが、二番目は一学年上の兄、朝陽さん。二人は子供の頃から一緒に野球をプレーし、切磋琢磨してきました。

小学三年生の時にポジションが決まってから、自宅前でキャッチボールをするのが日課だったという二人。しかし、仲良く「行ってきます」と言って家を出ても、どちらかが暴投するとすぐ喧嘩になってしまい、3分ぐらいで家に帰ってくるということも多かったそうです。「戦隊もののマネをして遊びから喧嘩になってしまう」という理由で、ある時からは戦うヒーローのテレビ番組を見るのを禁止にされてしまったそうですよ。

兄が一歩先を行った時代も

喧嘩はするものの仲良し井坪兄弟、井坪陽生選手はお兄さんの背中を見ながら成長していきましたが、井坪陽生選手が小学生高学年になった時、小学6年生のお兄さんが西武ライオンズJr.に選出されるということがありました。井坪陽生選手自身は選考から漏れてしまうという悔しい現実、この時井坪陽生選手は「もっとうまくなりたい。お兄ちゃんのように代表へ選ばれる選手になる」と決意を新たにし、兄を超えることを目標としたのです。

井坪陽生選手の成長とプロ入りには、お兄さんの存在が欠かせなかったのかもしれませんね。

井坪陽生の評価は?

高校通算32本塁打の長打力に50m走6秒0の俊足、遠投すれば101メートル飛ばし、投手として144キロを記録したことがあるという肩の強さも持ち、高校時代の公式戦で三振は僅か一回だけ、ミート力にも定評がある。高校時代の井坪陽生選手はまさしくこんな感じの5ツールプレイヤーという評価でした。近年は高卒ルーキーで二軍戦で結果を残す事ができる選手は将来大成すると見る声が大きく、まさに一年目から結果を出してみせた井坪陽生選手はファンからの評価もとても高いですよ。まだまだ20歳、これからが楽しみな選手ですね。

コーチからの評価は?

ルーキーイヤーの時に、2軍打撃コーチの北川博敏さんは井坪陽生選手を「高卒新人として、ここまで成績を残すのは立派」と褒め称え、「打ち方は独特ですが、打撃に関しては他とはちょっと違ったものを持っている」と語りました。なんでも、「体重移動が少ないのでブレが少ない」のだとか。更に「ボールを長く見られるので詰まっても泳いでヒットにできる」「ボール球も振らない」と褒めちぎっています。これらが率を残せていた理由なのですね。

疲れが出てくるとブレが大きくなってきたりなどの影響も出てくるのでしょう。安定して結果を残し続けるには課題もまだあるのでしょうね。

出典:阪神タイガース 公式

最後に

今回は井坪陽生選手の評価やこれまでの経歴、兄弟仲について紹介しました。ゲーム差が大幅につき、優勝がほぼ間違いないだろうという状況になってからは、藤川球児監督は若い選手なども積極的に起用し、選手に経験を積ませています。井坪陽生選手にも、これから再び一軍での出番が来るかもしれませんね。

井坪陽生のこれからの活躍に要注目です!