阪神タイガース戦力外予想2016!それでもチームは…

いよいよ2016年のペナントレースが終わりを迎えようとしている。

金本知憲監督の始めてのシーズンは結果だけ見れば散々なもので、まだ10数試合残ってはいるが、最下位の可能性だってあるほどに冴えない。

クライマックスシリーズ、さらには日本シリーズと野球ファンにとって楽しみな試合がこれから行われる一方で、来年に向けた選手人事が盛んにおこなわれる。

実力だけの世界であるプロ野球、いくら足が速くても、上腕二頭筋が大きくても、結果を残せない選手は戦力外通告を受けてチームを去ることを余儀なくされる。

その部分だけをフォーカスすると悲しいことだが、そうやってタイガースはここまで歴史を重ねてきた。

目を背けてはいけない現実だ。

今回は阪神タイガースを戦力外となる選手を予想してみた。

阪神タイガースの戦力外予想選手

金本監督による積極的な若手起用によって、ベテランや中堅選手は大幅に出場機会を減らしているのが今年の特徴だ。

以下に戦力外となりそうな選手をまとめた。

福原忍

2016シーズン成績:

8試合 0勝0敗 防御率5.40

通算成績:

586試合 83勝104敗 防御率3.48

阪神在籍の最年長投手である福原は、すでに球団側から2017の構想外であると告げられたという報道が出た。

阪神一筋18年、酸いも甘いも知っているベテランだけに、多くの阪神ファンから愛されている投手だ。

それだけに寂しい限りではあるが、やはり結果が最重要のプロの世界に長年身を置いているということもあり、福原自身も葛藤はあるだろう。

コーチ就任も噂されているが、本人は去就についてはまだ語っていない。

筒井和也

2016シーズン成績:

1試合 0勝0敗 防御率9.00

通算成績:

221試合 8勝6敗 防御率3.87

長年に渡って阪神の中継ぎとして活躍してきた左腕だが、今年は一軍出場機会に恵まれていない。

キャリアハイは2012年で、58試合に登板して18ホールドを記録した。

以降は目につく活躍をできていなかったうえに、今季は中日から同じ左腕の中継ぎとして高橋聡文がFAで加入したことも逆風になっている。

鶴直人

2016シーズン成績:

2試合 0勝0敗 防御率7.71

通算成績:

117試合 9勝8敗 防御率3.80

2005年の高校生ドラフト1位で阪神に入団した右腕も、来年で30歳を迎える。

現状でのキャリアハイは2012年で、中継ぎとして43試合に登板、1勝0敗5ホールドの防御率1.89という数字を残した。

昨年の防御率は1.17と素晴らしい内容だが、登板した試合はわずかに5試合と少なく、今季もこれまでわずか2試合の登板しかなく、4月以降は一軍に昇格できていない。

小嶋達也

2016シーズン成績:

1軍登板なし

通算成績:

64試合 4勝9敗 防御率5.33

ポテンシャルだけは高いが、毎年まったくと言っていいほど結果を残せない投手だ。

かなり厳しい意見だが、そう感じてしまう。

阪神タイガースに在籍している以上、登板機会は訪れないかもしれない。

自身のためにも、他球団で再挑戦することも1つの方法だと思う。

二神一人

2016シーズン成績:

1軍登板なし

通算成績:

27試合 0勝3敗 防御率5.31

2009年ドラフト1位で入団。

当時はエースナンバー「18」を託されるほど期待されていたが、プレッシャーをはねのけて大成することができなかった。

在籍7年で未だに勝利がない。

来年で30歳を迎えるという年齢的な面でも、そろそろ厳しいかもしれないという見方は否めない。

桑原謙太朗

2016シーズン成績:

1軍登板なし

通算成績:

87試合 4勝8敗 防御率4.34

かなり辛辣な言い方になってしまうが、阪神タイガースの在籍選手一覧を見た際に、「こんな選手いたか?」と思ってしまったほどに、印象がない。

それもそのはずで、オリックスからの移籍選手で阪神への在籍は昨年から。

2015年は6試合に中継ぎとして登板していて、防御率8.53の勝ち負けホールドは無し。

今年の一軍登録もなく、このまま戦力外となることが予想される。

鶴岡一成

2016シーズン成績:

10試合 打率.000

通算成績:

709試合 打率.297 18本塁打 140打点

若手の起用が目立つ今年のタイガースの中で、このベテラン捕手は一番と言っていいほど不遇の一年を送っている。

和田監督の時代には、梅野との二枚捕手としてスタメン出場する機会が多く、ベテランの味を出していたが、金本監督

の元では実力を発揮できていない。

若手捕手育成のチーム方針から、戦力外となる可能性は高そうだ。

坂克彦

2016シーズン成績:

1軍出場なし

通算成績:

376試合 打率.211

近鉄、楽天と渡り歩いた選手は阪神で10年目を迎えた。

これまでは代走や守備固めなどでの起用が多く、あまりバッティングに期待されることはなかった。

そのため、今年の金本体制では一軍出場は無し、このままでは来季の戦力構想から外されるのも時間の問題だと予想できる。

柴田講平

2016シーズン成績:

打率.214 0本塁打 0打点

通算成績:

267試合 打率.238

俊足を活かした守備と走塁はまだまだ魅力なのだが、大事な場面でのエラーが目立つという印象がある。

バッティングも時折、非凡なものを見せてくれるが、何よりも安定感がない。

若手が台頭してきている外野手の中で、厳しい現状を打破できずにいる。

このままでは…信号は黄色から赤に変わるような気がする。

まとめ

金本体勢になり、超変革というスローガンを打ち立てた元年。

ファンにとっても、球団関係者にとっても納得のいくシーズンではないだけに「血の入れ替え」は避けて通れない課題といえる。

遠退いている優勝に向けて、来年こそは力のあるチーム作りをしてほしい。

そのためにチームを去ることになるかもしれない選手が奮起していたことは、ファンの我々が忘れてはいけないことだろう。

今季のシーズンオフにどのような人事があっても、タイガースの優勝のため、堪えなければいけない。

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