金本監督は無能なのか?野球解説者が語るタイガースの在り方!

お寒い試合だった。

わずか3安打に抑えられた打線。

鳴り止まぬ怒号と、

漏れ続けるため息。

甲子園球場は盛り上がることなく、

静かに2016年6月

最後の試合を見届けた。

相手は元在籍の横浜の久保投手。

調子が最高潮に良かったとは

思わない。

それでも、なんか久保が偉大な投手に

見えるほど、阪神打線は

手玉にとられていました。

そんな不甲斐ない打線に、

金本監督もつい一言。

「バッターとして恥」

打てない打線の責任は選手か?監督か?

今季5度目の完封負けを

見届けた金本監督は試合後に

プッツンときたようです。

同じようなボール球に手を出して、

空振りばかりする若虎に対して、

愚痴が止まりません。

「遊ばれとったね。

う~ん、なんて言うのかな。

もう遊ばれてるだけ。

ベンチから見ていても

分かると思うんだよね、

どのボールに気をつけなければ

いけないのか。

打撃コーチも対策として

いろいろ指示も出しているし。

何て言うのだろう。

同じボールを3球で終わる

というのはバッターとして恥。

1軍のバッターじゃないよね。

ただ真ん中だけを狙って

それを気持ち良く

カーンと打とうなんて、それはね。

投げてきませんよ、そこには。

コーナーを突いて高低を使ってくる

投手に対してコントロールミス

ばっかり狙ってね」

では、こんな現状を

招いてしまったのは、

選手達なのか、

それとも監督をはじめとした

首脳陣なのか。

これを読んでいただいている

あなたはどっちだと思いますか?

この打てない現状、

勝てない現状は

どのようにして起こったのか?

誰がそうさせたのか?

もしくはその原因は何なのか?

答えは、出ましたか?

あなたなりの考えは

まとまりましたか?

では、僕の答えを発表します。

これは完全に、選手と首脳陣の

双方が原因です。

さらにはマスコミや、

僕を含めたファンサイト運営者、

つまり、情報をアウトプットする

人々にも問題があります。

何が言いたいかというと、

阪神タイガースの状態を

作っているのは、

それを取り巻く環境すべてだと

いうことです。

選手だけに責任があるわけではないと

思いますし、

結果を出せない監督を吊し上げて

無能だ、采配をわかっていないと

こき下ろすのも違うと思います。

結果を出した監督や選手には賛辞を、

逆は非難を。

これが色濃いのが、言うまでもなく

阪神タイガースというチームだと

いうことです。

では、このように考えているけど、

実際に天村は、何かやっているのか?

そう問われると、言葉が出ません。

その辺の意識も、

もっとしっかりと考えて

情報を発信さなければ

いけないな、と思っています。

野球解説者は金本タイガースをどう見ているのか?

では、そんな金本タイガースの現状を

野球解説者の人達は、

どのように見ているのでしょう。

いくつか紹介します。

やはり、阪神タイガースの

解説としても、野球評論家としても、

独自の視点を持ち、

いまや重鎮としての立場を

築いているのは、

岡田彰布さんです。

タイガースを愛するがゆえに

過激な発言もありますが、

やはり先見の明が

岡田さんにはあるように思います。

岡田さんの予言が

現実になったこともあります。

藤川球児が、まだ先発をしていた

序盤戦の頃に岡田さんは

「球児の先発転向は

来季でエエんと違う?」

と発言しました。

周囲が「何いってんだ?」感を

出していましたが、現状は、

球児はリリーフに戻っています。

また、岡田さん以外のOBも

タイガースについて

語っています。

「今は一軍と二軍の風通しが

いいからね。

金本監督は、二軍に

生きのいい選手がいたら

積極的に使う。

おそらくそれは、

野村監督時代の失敗を

教訓にしているのだろう。

ノムさんは、

二軍監督の岡田が

『この選手は今が旬です。

使ってください』と

推薦してもソッポを向いていた。

それで二軍選手は腐っていた。

当時、広島にいた金本監督も

それは知っている。

それにしても、ここまでの

言動を見ていると、

金本監督が反面教師に

しているのはノムさんだけではない

気がするね。

選手の力量や目指す野球の違いは

確かにある。

だが、和田前監督のように、

無死一塁から判で押したように

犠打のサインを出したり、

岡田や真弓のように決まりきった

スタメンなど頭にない。

だから、超変革のシンボルだった

高山も横田も不振になれば

スタメンから外す。

開幕でスタメンマスクをかぶった

岡崎や新助っ人のヘイグもしかり。

岩田もダメなら二軍に落とすし、

球児も次の登板で結果が出なければ

登録抹消だろう。

逆にチャンスを与えられた

陽川、北條、原口などは

結果を出している。

先発6番手の岩貞もいい。

誰にでも平等にチャンスを与え、

ダメなら外す。

それが若手の競争心を刺激し、

成長を促している」

最後は藪恵一さんの言葉で締めてもらいましょう!

「采配の経験がないのは事実です。

だから、キャンプやオープン戦で

たくさん失敗したほうがいい。

失敗をしていくうちに、

答えが見えてくるはずです。

投手交代や代打起用などは、

初めからうまくできる人はいません。

何度もチャレンジして、

確かなものを手に入れるのが

金本監督は得意ですから。

監督はやはり、勝たなきゃダメですよ。

育成も大事ですが、

勝てる監督になってほしい。

勝たないと絶対に選手は育ちません」